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珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

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パプアニューギニア マウントハーゲン
今月の月替りコーヒーは、久しぶりの登場です、
やさしいやさしい『パプアニューギニア・マウントハーゲン』。

前回は同じパプアニューギニアでも秘境の地、『プローサ農園』のものでした。
今回はそのプローサ農園のある ゴロカ から 一つ山をはさんで少し西にある、
マウントハーゲン です。

マウントハーゲンの位置

味は大きくは変わりません。

強いて言えば、プローサ農園より少し”輪郭がはっきりした”感じかな。
とても穏やかで、高齢の方にも人気のあるコーヒーです。

香りはとても不思議な豊かさを持っていて。
特に『蒸らし』が終わった時点くらいの香りを嗅ぐと、
なんだか異国の地が脳裏に浮かぶほどです。
・・・で、えっ?どんな味?と思うのですが、
味は奇抜ではなく、苦味も酸味も本当に ほど良いほど良い、
すーっと入ってくるコーヒーなのです。



                      

               

パプアニューギニアという国は、『地球最後の楽園』と呼ばれるくらい、
土地の大半が山岳地帯です。
気温が高そうなイメージがありますが、ほとんど”山”なので
低地では平均27℃くらいで暑くても、
高地では平均18℃くらいで快適なのだとか。

コーヒーは山の高いところで栽培されます。
高いところは、『一日で一年の気候を繰り返す』と言われるほど 一日の寒暖差がとても激しく、
コーヒーにとっては絶好の環境。
身がしまって、高品質な、味のいいコーヒーができるのです。

この気候環境は、ジャマイカと似ています。
だから ブルーマウンテンの苗がこの地に移植されたのですね。
(過去には日本で、パプアニューギニア産のコーヒー豆を”ブルーマウンテン”と偽して
販売していたこともあったそうです。)

マウントハーゲンももちろん、高いところにあります。
”マウントハーゲン山”の南東側の山麓、
標高1677mのところにある、中央高地最大の都市です。
この辺りは昔、ドイツ領だったことがあるので、山が『Hagen』というドイツ語で名付けられたようです。
(ちなみに、Hagen-DatzハーゲンダッツのHagenは、デンマークのコペンハーゲンのHagenなんだそうですね。)




                    


刺激も特徴も強くない、誰にでもなじむコーヒーです。
はっきり言いますと、
ブルーマウンテンの上品さには全くかないません。
豆の形は、ものすごく整っていて綺麗ですが。
味として、
コーヒーにインパクトを求める人にとっては物足らないかもしれません。

でも、
こんなに 他の何をも邪魔しない味のコーヒーというのは
コーヒーの中でおもしろい存在だと思います。
  どこの集団にも1人いるような、
  ”えっ 今日あの人居た?” 
  ”ああ、居たみたい。いたいた”


「コーヒーを飲んでいる」と意識がないまま、飲み終わっているかも(笑)




                                  







テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

ストレートコーヒー | 21:30:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
ハヤク ゲンキニ ナラナクチャ
昨年、末の末、本当に最後に、体調を崩しました。
今年もなんとかごまかしごまかし頑張ったのですが、
1月末のある日、完全に身体も頭も壊れてしまった。


あぁ…情けない…


どうしようもなくて、でもお店は放っておけないから、
今は勤務時間を少し短くしてもらっています。
夜中と午前中は泣いてばかりいるので、午後からになってだいぶ助かっているのですが、
どんなに笑顔でお店に出ても、やっぱり顔に出るんですね。
りんちゃん、 どうしたの、 大丈夫、
ご常連の皆さんが心配して声をかけて下さいます。



ごめんなさい・・・




体調や精神状態は、コーヒーを淹れるのにすごく影響するので、
店で試飲するお客様方に こんな状態で淹れて申し訳ない、と思っています。
何とかして元気にならなければ!






                    





そんな時、やはりご常連のお客様が声をかけて下さいました。


「生け花って、興味ありますか?」


いつも月替りコーヒーを静かに試飲して、2種類のコーヒーを買って行かれる、
礼儀正しく おとなしいお客様です。
思いがけない瞬間でした。

もうずっと30年近く、先生のお宅に通って生け花を習っている とのこと。
…なんて素敵なんでしょう。
”カルチャー”ではなく、”お稽古”ですね。

生け花の展示会があるので、よかったら、と
案内状を下さったのです。




ひとりで行ってきました。

              いけばな展1

  入り口を入るなり、どーんと展示されていました。
  そのお客様の作品です。嵯峨御流。
  ・・・わあ・・・





池坊、小原流、・・・色々な流派の方の作品が展示されていました。
それは素晴らしい空間でした。
・・・ありがとう、Nさん。


ハヤク ゲンキニ ナラナクチャ。




              


生け花。
生け花って、花自体の形を活かしているから好き、なのかも。
形だけでなく、・・・


『素材を活かしている』ものが好きです。 
作りこまれたものではなく、それ自体の魅力が感じられるもの。

ごはんも、丼とかじゃなく、ごはんだけがいい。
パンも、何もつけないで食べます。
野菜も、何もつけずに食べます。
お豆腐も、何もかけずに食べます。

それで美味しくないなら、それは、そういうもの。

私が自分の店のコーヒーに惚れ込んでいるのは、
他の店のが美味しくないと感じるのは、
うちの店が 
   狙って『好まれる味』を作り出す焙煎をするのでなく、
   豆それぞれの持つ個性を活かす焙煎をしているから、
なのだろうと思います。


お花と、同じなのです。きっと。




                       



池坊が、特に好き。                       

       いけばな展2
        これがすごく好きだった。










テーマ:つぶやき - ジャンル:ブログ

りんのひとりごと | 19:30:00 | トラックバック(0) | コメント(6)
『新しい形の』
姉から、こんなものが送られてきました。

       ぬぬぬ
        新しい形の八ッ橋珈琲

姉は仕事の関係で色々なところに出張して講演する機会があります。
その地で、うぬ?と思ったものを購入し、こんな風に送ってきたりするのです。
私が珈琲の仕事を始めてから、時々コーヒーの関係のものを送ってくるようになりました。

コーヒーの風味の、『八つ橋』。おお。
パッケージも、なんだか『八つ橋』っぽくないぞ?

開けてみました。

      コーヒー八つ橋!

おおっ?!
斬新!
考えたなあ…ちょっと、感動しちゃった。

形まで考えたってところが スゴイ。
同じ形で何種類かの味にしているもの、というのはよく目にするけれど。
たしかに、こういう風に巻いた方が コーヒー風味も強く感じるだろう。
ううん…八つ橋、…やってくれたな。スゴイ。


                


『コーヒーもの』だから私はこれはこれで嬉しかったけど、
でも、八つ橋がこういうもの売り出すとは思っていませんでした。

ちょっと意外、さみしい気もします。

シンプルな八つ橋一本で勝負し続けるものと思っていました。
今の世の中、どの業界も『これ一本』で勝負し続けるのは難しいのでしょうか。
それだけで生き残るのは、難しいのでしょうか。
需要が、そうなっているんだものなあ。


   みんな、飽きちゃうんだろうな。
   飽きて、何か他のもの、目新しいものを自分の中に取り入れたくなっちゃうんだろうな。


溢れんばかりの情報が、嫌でもふりかかってくる。
あれもこれも、簡単に手に入る。
目移りするのも、当たり前なのか…。

追っかけて回るのって、パワーが要る。


でも、昔みたいに、ただ一つだけのものしかないけれど、
その場に行ったり文書や電話で申し込んだりしなければならないような時間をかけて それを求めるのも、
今思えばパワーだったのか。
…ああ、その方がいいなあ…私は。
…その方が、手に入ったもの、手に入ったこと、を、ずっと嬉しく受け止められる気がして。




                        



       なんて言っても仕方ないですよね。
       今の世の中に生きてるんだもの。


とりあえずこのユニークなお菓子を、ちょっと飾っておいてから 近いうちに食べようっと。





・・・そして、これ。
姉からの贈り物には、必ずこういう”ぷっ”と笑えるものがついてくる。

      奈良と言えば
       奈良名物『鹿のふん』 醤油風味ピーナッツ




  そう言えば、
  この前は 『秋田犬の鼻くそ』というお菓子が送られてきたなぁ・・・。







テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

りんのひとりごと | 21:30:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
頑張る農家さんたち~エルサルバドル(温泉珈琲)~
今年の冬は、厳しいですね。
ちょっと暖かくなって体が怠けた頃に寒波!なんてことばかり。
…ひどい。…でもこんな異常な気象、全て自分たち人間の侵した罪の見返りですよね。

寒いので、心だけでも暖かくなるように、

  今月のコーヒーは”温泉珈琲”(エルサルバドル)で。


     エルサルバドル(温泉珈琲)麻袋
       生豆を入荷しました。なんて鮮やかな麻袋!

  前回も悩みましたが、温泉水で処理することで なにか利点はあるんだろうか。
  調べてみると、大きな影響はあまりないようです。
  温泉水にしたからと言って、特に味が変わることはないみたい。

「温泉水で植物の栽培をする」
他に何か作っていないかなあ。


                       

   ・・・お。
   ・・・あった。


トマト。・・・へえ、甘くなるんですって。
福井のあわら温泉の源泉水で作っているようです。
トマトは通常糖度が8度以上なのに対し、このトマトはスイカ並み!10度ですって。

     温泉トマト「ゆのしずく」
          

        温泉トマト 「ゆのしずく」について←こちらのページをご覧ください
 
 
  源泉に含まれる塩分が作用するそうです。





そして、これもすごい!「おんせん野菜。」


        おんせん野菜!
         富山県砺波市庄川おんせん野菜
   
         砺波市移住定住応援サイトさんのHPより←こちらのページをご覧ください



前回の温泉エルサルバドルご紹介のページでは、お米を温泉水に浸ける ということに感動したのですが、
…ああ、
日本にもこんなことまで考えている努力家さんたちがいるんだなあ。


                      



温泉エルサルバドルは、甘味が強いとかそういうことはありません。
まろやかで柔らかい味です。
苦味も酸味も、実におだやか。
本当に、温泉に入った後のリラックスつるつる、という感じなのです。
「コーヒーの風味は好きなんだけど…強いコーヒーが苦手」な方におすすめです。
当店では、常時置いてある『エルサルバドル』と両方購入して較べてみる、という方が多いですね。
温泉エルサルバドルの方が、少しだけ焙煎を弱くしてあるので、
常時置いているエルサルバドルの方が 味の輪郭は すっきりはっきりしているかな。
逆に温泉エルサルバドルの方は、やんわりまるーくまとまっています。



                      

・・・もう少し探してみました。

 
なんと”灯台下暗し”!
こんな近くに、あったんです!

     温泉しいたけ

     温泉しいたけ!(株式会社ゆっしーちゃんのHPより)



愛媛県今治市なんて、隣の市じゃないですか!
びっくりです。


農家さんが元気に頑張っていると、心強いですね。
おかげさまで、私たちは新鮮で美味しいものをいただくことができます。


   コーヒー農家さん。
   日本の農家さん。
   
   ありがとう、頑張れ


                                  




テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

この珈琲、どんなコーヒー? | 19:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
さて、今年は。
        遅くなりました。
        2018年。あけましておめでとうございます。

          2018年お正月飾り2
      

          今年の焙煎珈房NONAKAは、こんな感じで始まりました。

                  2018年お正月飾り1


          2018年お正月飾り3


皆さん年末に、お正月用のコーヒーを買いこんでいかれます。
お正月って、のんびりしていると どうしても珈琲を飲みたくなるんですよね。

それに、子どもや親戚が集まったり、お客様がいらしたり、
コーヒーの登場する機会が多いのでしょう。
皆さんそれぞれです。
「この機会に、自分の好きなコーヒーを紹介するんだ」と、いつもの豆を買って行かれる方。
「お客様だし、お正月だし、ちょっといいのにしよう」と、少し高価な豆を買って行かれる方。

…どうだっただろう。うちのコーヒーたちは、活躍したかな。
それとも、お酒におされて、隅っこに忘れられていたかな。



                


私は、というと。

普段、私は家でほとんど珈琲を飲みません(!)
休みの日だけ、3杯くらい、ゆっくり時間をかけて飲みます。

でも、今年の年末年始は、ぐったりして家でとにかくじっとしていたため、よく珈琲を淹れました。

今年最初のコーヒーは、やっぱり、大好きなコスタリカ。
いつも私が作ったケーキと一緒に、コーヒーの一年が始まることになります。

1月1日。
母の誕生日から始まるので。

     暗い誕生日(笑)
      地味な母と 地味なケーキ

今年は私の体力も限界に来ていたので、抹茶ロールにしました。簡単。
地味なケーキにロウソクを立てて。


父にカットしてもらいました。・・・あ…
まるで『海苔巻き』のように!
がしっと掴んで押し切っていました。
現役の頃 技術者だった父なら、キレイに切ってくれると思ったんだけど💦…

ま、でも潰れはしなかったので。

     小豆クリームの抹茶ロールケーキ

いやぁ 地味だわぁ(笑)
しつこくもなく、シンプルな味で。悪くなかったけど。

そして、私が心をこめて淹れるコーヒー。
手作りケーキとこのコーヒーが、私の、母へのプレゼントです。

毎年こんな感じで、初コーヒーを楽しみます。
だから、いつもケーキと一緒です。
おせち食事ばかりの合間に、いい感じでコーヒーが参加するのです。
普段、なかなかうまく淹れられない!と言う母、
鼻が利かなくてコーヒーの味があまりわからない父。
2人ともコーヒーには全く詳しくないけれど、この時間を毎年楽しみにしていてくれているようです。



                          



うちのお店でも、よく皆さんが
「私、コーヒー通じゃないから」
「コーヒーのこと、全然わからないので」
とおっしゃいます。
…そんなこと、気にしなくていいと思うんですよ。
一体、どういう人を『コーヒー通』というのでしょう?
私にはそのことがまったく分かりません。

   生産地や味、コーヒーの淹れ方にこだっわっている方のことでしょうか?
   こだわるということは、そんなに重要なことですか?
   逆に何も知らない方が、素直にその風味を感覚で楽しめていいんじゃないかな。
   知識は悲しいことに、邪魔になる時もありますよ、
   何についてもそうですが。
   何も知らなかったら もっと純粋に楽しめるのに…ってこと。


大丈夫です。
何よりも、日々、純粋な感覚を磨いていて下さい。
そして、決めつけないで、視点を変えて挑戦してみて下さい。
モノや情報が溢れる世の中、あれもこれも信じてしまわないで。
新しいものの方が優れているとは限らないんじゃないでしょうか。

自分で感じ、判断する力が、コーヒーには必要かもしれませんよ。


2018年。
今年は自分の感覚で、コーヒーをめいっぱい楽しんで下さいね。


みなさんにとって、素敵な年になりますように。










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りんのひとりごと | 21:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
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