2014-06-21 Sat
こんなに名前が有名になっている理由は、某社の缶コーヒーですね、きっと。皆さん非常によく御存知です。
『エメラルドマウンテン』というのは、
お酒で言うと、「一番搾り」とか「いいちこ」のように、付けられた名前であって、
『エメラルドマウンテン』という品種があるわけではありません。
種類で言うと、『コロンビア』です。
その中で、厳しい!人たち の、 厳しい!品質検査 に合格したものだけが、
『エメラルドマウンテン』と名乗ることができる、というわけ。
コロンビアという国は、宝石エメラルド

コロンビアコーヒーの中の、素晴らしい宝石並みの味!という意味なのかな。
「いや、この味・香りは、まるでエメラルドのようだね!」って言いたかったんでしょうか。

というわけで、コロンビアなんです。実は。
コロンビア と言われると?
「聞いたことはあるんだけどブルマンやキリマンほどじゃないし、
聞いたことないならそれはそれで興味あるけど中途半端に知っているから何だかなあ、
どんな味かわからないし、別に今飲まなくてもいいな」
・・・なんつって素通りされがちなんですよね。
「コロンビア」の立場ってフクザツ・・・

コロンビアは、もともと重めのコクと しっかりした酸味がありますね。
その、重さ(重み) というのが、またいろいろありまして、
石のような ごっつん とした重さ、
鉛のような ずぅわーんとした重み、
責任や苦労を背負って生きてきた男性に見える”人生”的な重さ、
度胸の据わった”母は強し”的な、女性だけが持つ重み、
・・・
・・・これこれ。
コロンビアという豆の持つ重さ(重み)というのは、
”母は強し”型だと思うんです。
だから、「貴婦人」とか言われるのかな。
そして、
その中で『エメラルドマウンテン』に認証されるものは、
「おっ重い!」とあからさまじゃないんです。
なんだか、酸味も重みも、厚ぼったくない。
エメラルドグリーン。
フカミドリ ではなくて。
。。。何となく、透明感の違いがわかりますか?

そしてもうひとつ、
姿かたちが。
ブルーマウンテン以上に魅せます。
なんてなだらかな曲線美。
汚さを持たない色気のあるライン・・・
このまま美術館に展示されたら、その場にくぎ付けになりそうな。

色っぽいでしょ。
よく分からないんだけど、きっと、きっとですよ、
世に『サユリスト』のお父さん方、いらっしゃるでしょう。
吉永小百合さんって、その人たちにとって、こんな感じ なんじゃないのかな。と、思ったりします。
”うっとりと見ていたいコーヒー豆”

癖が強くないので、飲みやすいですよ。
大抵の方は、「ああ、美味しい、適度なコクで飲みやすい!」とのこと。
厚ぼったい方がコロンビアらしくて、可愛がってしまうけどね(笑)



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