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珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
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不思議がいっぱいのモカ その1
今月の月替りコーヒーは、みなさん待ち焦がれていた ”モカ・イルガチェフ” です。
店には、通常も ”エチオピア・モカ・シダモ” と ”イエメン・モカ・マタリ” を置いてはいるのですが、
イルガチェフには魅入られているお客様は、これらの豆ではダメなのですね。

 何が違うのでしょう?
 同じ ”モカ” なのにね。

前のイルガチェフの記事でも書きましたが、
『イルガチェフ』というのは、シダモ地方の中にある地区の名前です。
つまりは、イルガチェフも ”エチオピア・モカ・シダモ” なのです。
(ただ、当店の場合はそれぞれ生豆の精製処理方法が異なるので
風味が違うのですが。)


                    
考えてみれば、『モカ』って不思議がいっぱいのコーヒーです。
例えば、
  〇モカって、つまり、どこの国の豆なのか?
  〇モカモカって言うけど、どれだけ種類があるのか?
  〇「酸味が苦手なんだけどモカは好き」。えっ?モカの この風味って、酸味だったの?
             ・
             ・
             ・

・・・では、一つづつ解決していきましょう。


          
                   



〇”モカ”はどこの国の豆か?

多くのコーヒー(ブラジル・グァテマラなど)は、国名がコーヒー名として知られています。
しかしこの”モカ”というのは国名ではありませんね

結論から言うと、昔から輸出していた”出荷港”の名前です。
そして、ここから出荷する豆は2つの国で生産されています。

  アラビアの方。”イエメン”と、
  アフリカの”エチオピア”です。

     イエメンとエチオピア、モカ港

イエメンとエチオピアは、紅海をはさんで向かい合っています。
当初はイエメンの山岳地帯で生産されていたものだけを輸出していましたが、
あまりに人気が出て需要が供給を上回るようになり、対岸のエチオピアでも生産するようになったのだとか。
エチオピアで栽培し、対岸に渡り、モカ港から輸出。
・・・というわけで、”モカ”はイエメンの豆とエチオピアの豆とがあります。

あ。ちなみに、現在はこの『モカ港』は使われていません。
モカ港閉港後は、南岸のアデンや西岸のホデイダから出荷されているようです。



次、行きましょう。
〇”モカ”にはどれだけ種類があるのか?

これは、モカに限ったことではないですね。
ブラジルでもコロンビアでも、今ではたくさん種類があって、わけが分からないと思います。
どの国にも いろんな産地、農園があって、その名前がくっついているだけです。
モカも同じ。
昔は”モカ”と言えば1種類だったのが、今は産地名がくっついて販売されていることが多いため 難しく感じるのだと思います。

ざっと紹介すると、
 イエメンのモカ ― マタリ、シャーキ、サナニ、ホデイダ など。
         生産量はマタリが一番少ないのですが、出回っているのはほとんど マタリ です。
         さらにマタリの中に、モカマタリNo.9、アール、マッカ、サナア、などがあります。

 エチオピアのモカ ― ハラー、カッファ、ジンマ、シダモ、リム など。
         さらにこの中に、生豆精製処理方法が『水洗式』のものと、『非水洗式』のものがあります。
         ”イルガチェフ”は、『シダモ』の中の『水洗式』です。




つまり、大きく括ると、
エチオピアのモカ と イエメンのモカ がある、ということですね。
そして、
そのそれぞれの中に、栽培する地域によって ”モカ・〇〇” という名称のものがある。
細かく言うと、その豆がどう精製処理されたかによって
『水洗式(ウォッシュ)』か『非水洗式(ナチュラル)』に分かれるのです。
ちなみに、イエメンにはウォッシュはありません。



                 



長くなりました。
次の疑問は面倒な説明になりそうなので、次回 分析しましょう。





                                  


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テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

この珈琲、どんなコーヒー? | 20:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
贅沢ですが、モカイルガチェフG1コチャレ好きです
こんばんは。
我喫茶きまぐれが誇る(笑)スペシャリティ珈琲が、表題のモカイルガチェフG1コチャレ。
分不相応に美味しくいただいています。
一爆ぜが最高潮に達した辺りで冷やし、やや浅煎りでいただきます。
これに馴れると、普通のシダモG4なんぞ????です。
まあ、毎日贅沢できませんから、明日は先程焙煎が終わったコロンビアとブラジル半々の安価なブレンドになります。
因みにミディアムに仕上げました。
今夕までは、タンザニア・エーデルワイスをミディアムローストで頂いておりました。
ホント分不相応ですが、嗜好品ですものね。
私もモカと云う港が集積地だから、モカの名が付いたぐらいしか、知りませんでした。
大好きなモカのお話、次も楽しみです。
2017-11-03 金 22:26:10 | URL | MK [編集]
MKさん
コメントありがとうございます。
MKさんの言葉は重みがあって恐れ多いです。

イルガチェフ、お好きなんですね。
おっしゃるとおりコーヒーは嗜好品、
ワインも音楽も、有名とか高価とか関係なく、好きなものは好き。
…そしてまた、好きにも”好き様”があって、…
MKさんには嗜好のメリハリを感じます、素敵ですね。
私なんて、『珈琲』全部ひっくるめてなんでも好き、としか言えない!
2017-11-05 日 18:21:06 | URL | コーヒー案内人りん [編集]
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