2013-10-11 Fri
「重いコーヒー」と言ったら、どれだけ伝わるだろう。りんたちのように、毎日のように珈琲と共にいる人にとっては、
「重い」「軽い」という概念は当たり前になってしまっているけど、
一般の人にとってはちょっと難しいのかな、この表現。
味が重い というのとは違うんです。
重いのは、味ではなくて、性格密度 なんです。
・・・ん?もっと分かんなくなったかな?
よく「コーヒーの貴婦人」などと表現されますが…
りんは、その表現は意味分からない

「味が」重い・軽いって言うと、
ハーゲンダッツとアイスクリンの違い

コロンビアの重さは、
たくさんのものに頑張りすぎてる 重さ。なんだと思う。
ちょっと、どこか、力抜いたらいいのに


コロンビア・ナリーニョ・スプレモ
一人の人間の中には、
男性的要素 も 女性的要素 もあります。
どんな人も、喜怒哀楽があります。
生まれ持ったもの、育ってきた環境、人間関係の影響・・・
全部の要素を持っているんだけど、その中のどれが強いか?で、だいたいの性格が決まりますよね。
あの人は穏やかで怒らないなあ


珈琲も同じように見てみると。
どんな珈琲豆も、本来、いろんな味の要素を持っているのです。
「酸味のないコーヒー」なんて、ありません。あるの。全部。
それが、分かりやすく出てるか出てないか、だけ。
焙煎の度合いなどによって、
他の要素の強さで抑えられたり、相乗効果で強く感じたり、
なんか別の要素と仲良くなって違う風味になって出たり、
それだけ。
全部、持ってるのです。
ただ、
このコロンビアという子は、
どの性質も、出ようとするんだ。
ここに力入れて


・・・なんてことができないんだな。
全部の要素が頑張って頑張って頑張って、
わたしも私もぼくもボクも!になって、
いやー強い強い。オモイオモイ。ずっしり。
ま、でも、どの要素も遠慮しないで出てくるとなると、
苦味の方向にも


口の中で広がる風味の豊かなこと!
・・・というような性格密度のお話です。
ただし、
浅煎りは、まだ性格形成段階なので、飲んでみると大変

笑ってしまいます。
あっちこっちどっちそっちに味が広がり、やんちゃ坊主みたい。

もちょっと要領よく、気を楽に生きればいいのに。
…なんて思ってしまうのですが、
これはこれで魅力なんだなあ。
こういう人、居てくれないと困るもん。。。。テキトーな人ばかりの世の中になって。
だから、これだけのしっかりした要素をもっているので、
ブレンドには欠かせません。
なんとなく、伝わっただろうか・・・
つづく。
他の珈琲との比較は焙煎珈房NONAKAのHPへ。