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珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

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品のいいたくましさ エーデルワイス
Edel(高貴な)Weiss(白)[ドイツ語]ーエーデルワイス。
サウンド・オブ・ミュージックでおなじみの花の名前。

  アフリカ タンザニアのアルーシャ州。カラトゥ県オルデアニに、そんな名前の農園があります。
   巨大カルデラ ”ンゴロンゴロクレーター” の端、です。
  このクレーターの内部は、山手線円内の3個分に相当する広さ、です。


 前回もお話ししたように、ンゴロンゴロクレーターは、東にあるインド洋から来る水蒸気で降水量が決まります。
 カルデラの外側 南~東斜面多くの人達が思い込んでいるはインド洋からの東風があたり、降水量が多くなります。
 キリマンジャロコーヒーの味の特徴としてよく言われる”酸味”は、
 このコーヒー エーデルワイスでは特に目立ちません。
 なめらかな苦みの陰に、慎ましく添うように酸味が居ます
 この農園が、1969年から3世代にわたり、栽培技術と品質管理を磨いてきたため、でしょうか。

     エーデルワイス
              エーデルワイス農園 (お借りした画像)


1900年頃 アスコナに住んでいたドイツ人入植者たちが、1926~1931年頃にアスコナにコーヒーを植えたのが始まりで、
第二次世界大戦後に抑留されたドイツ人から英国政府が引き継いだ中、
1969年にBN Vohola(ベン ホホラ)氏がアスコナとエーデルワイスの農場を購入し、
それから続く農園 なのです。

この農園では、自然環境を保護するため、樹木を覆う役割もする低木地帯を維持しています。
標高1700m、年間降水量が900mmの 赤土で肥沃な土地ですが、周辺に利用できる水が少ない場所。
そのため、灌漑設備をがっちり整え、優れた品質管理をしています。
コーヒーの木は11~2月に開花し、6月から収穫をはじめますが、
それぞれの木の成育状況の違いに応じて、翌年1月まで収穫できることも。
すべて丁寧な手摘みで行います。

EDELWEISS農場の中には、主に アスコナ と エーデルワイス の二つの農場がありますが、
そのそ”れぞれの農場にウェットミルを備えています。
豆の発酵処理後は、アフリカンベッドで乾燥。
水分含有率が12%未満になったのを確認して、次はアルーシャにあるドライミルに送られ、
さらに丁寧に処理されます。
この丁寧さがこの豆”タンザニア・エーデルワイス”の優れたコク・風味を作り出しています。

        エーデルワイス農園のようす
                         ウェットミル (お借りした画像)

高品質のコーヒーを栽培するためには、コーヒー以外の色々なことも大切なのです。
だから、この農場では、そういうことに関しても 堅実に行います。

 1、地元コミュニティの若者たちへの教育
   -貿易にも生かせるよう、機械工・溶接、土木や簿記。
 2、学校支援のため、新しい教室を作るための建築資材の提供。
 3、各農場(エーデルワイス農場・アスコナ農場)に保育園を設置。

こうして、地域社会・自然環境を大事に保護しています。
 

    人間が、自分だけで生きているのではないように、
    コーヒーも、その木だけで育つわけではありません。
    コーヒーに関わる人の幸せな生活も、地域社会の協力も、植物がしっかり育つ自然環境も、

 あらゆることは、つながっているのです。

 コーヒー豆ひと粒に、すべてのことが、詰まっているのです。

        エーデルワイス農場のようす
             エーデルワイス農場の様子 (お借りした画像)




             





テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

ストレートコーヒー | 12:52:24 | トラックバック(0) | コメント(0)