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珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

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冷やしラーメンより あったかいラーメン
夏になると、いつも考え込んでしまいます。
あたたかいものよりも 冷たいものが欲しいと思うこの季節、
おでんやさんやお鍋料理のお店、悩むだろうなあと思います。
ラーメン店なら、冷麺や、いまどきなら「冷やしラーメン」などで乗り越えるのでしょうか。


コーヒーというのも、ホットドリンクなので 寒い季節の方が味わってもらいやすいのです。
ホットで召し上がる方は、ほとんどの方がコーヒーをコーヒーのまま味わって下さいますが、
アイスコーヒーというのは味よりも”冷たさ”や”のど越し”を求められがちです。



そして。
スターバックスに代表されるように、
アイスクリームや生クリーム、フレーバーシロップ、などで”アレンジコーヒー”に使われてしまうんですね。


             



近年、すごい勢いでカフェが増えています。
愛媛の、ある情報誌も最新号がカフェの特集でした。
OPENまたはリニューアルオープンのお店の特集です。


この、世の中の流れを、とても複雑な気持ちで見ています。
昔の喫茶店とは異なる業態。
 いつ行っても同じものがあって安心、なのではなく、
 いつ行っても変化していて飽きない、といった感じ。
きっと時代がそれを求めているのでしょう。
常に新しいもの、新しいもの。




  人間って、勝手です。
  飽きてしまう。
  飽きてしまう。
  あんなに好きで夢中になった時もあったのに。
  飽きてしまう。


情報が瞬く間に流れ込んでくるようになった現代、
少し前の情報にはもう、新鮮さはないのでしょう。

『あ、それ知ってる、だからもういい。次の新しいことが知りたい。』

・・・か・・・。


 カフェを経営している方々は大変だと思います。
 常に新しいものを考えていなければいけないし、
 素敵に見せるように アレンジのセンスが必要だから。



でも、どうなんだろう。
実はみんな、土台の好みは変わらないんですよね。
帰る家があるから、旅を楽しめるんだと思うのです。



 行ってきます、 でいろいろ楽しんで、
 ただいま、 と帰って来てもらえる、
 家のような珈琲店でありたい、と


基本的に変わらない好みや性質を、
しっかり受け止める、
そんな珈琲店でありたいな、



動揺せずに どっしりと構えていたい。



雑誌の表紙の 新しいカフェ続々OPEN!を眺めながら、
そんなことをしみじみ思うのでした。




テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

りんのひとりごと | 19:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
グァテマラ オレンジハニー と コーヒー栽培地の条件
今月の月替りコーヒーはグァテマラです。
グァテマラとひと言で言っても、この国には8地域も美味しいコーヒーを栽培する地域があるので、
それぞれ色々な味があるのですが、、、

今回ご紹介するのは、
アカテナンゴ地域の名農園 『サンタフェリーサ農園』の豆です。

ではオレンジハニーって何でしょう?
NONAKAの店の月替りをずっと追っているお客様はピンとくるかもしれません、
以前『エルサルバドル ハニー ミディアムロースト』という豆が登場したことがあるのです。


そうです、生豆の精製処理法の違いです。
水洗式 と 非水洗式 の 中間の精製方法でした。
コーヒーの実を取り除いてから乾燥させるのですが、
実を取り除いた後のヌルヌルを 乾燥前に発酵槽で洗い落とさないのでしたね。
それを、『ハニー製法』と呼ぶのでした。

そのハニー製法の中でも、ヌルヌルをどの程度残して乾燥させるか、
また、どのぐらいの期間乾燥させるか、によって
処理後のパーチメントの色が異なるのです。
これはオレンジ色なので”オレンジハニー”。というわけ。中間ですね。
他に
『ホワイトハニー』 『イエローハニー』 『レッドハニー』 『ブラックハニー』 などもあるのです。


今回NONAKAで紹介する グァテマラオレンジハニーは、誠に色々な味があふれてきます。
ハニー製法はすごいですね。
味が綺麗になりすぎず、かといって自己顕示欲の塊!みたいな味もしない。
ちょうどいい柔らかさと強さで、個性がふわふわと溢れてくるのです。




グァテマラのコーヒーって、どうしてこんなに味わいが深いのでしょう。
色々な風味が重なり合って、まるで、虹。
この豊かな風味の秘密は、どうやら土地環境のようです。

グァテマラの気候は、『微気候』と呼ばれます。
微気候?(局所気候?)
火山や渓谷、森林などの影響で、狭い地域内で微妙に気候や土壌などの環境が変わること。を、
『微気候(局所気候:マイクロクライメイト)』と呼びます。
このサンタフェローサ農園も、アカテナンゴ渓谷によって微気候になっているのです。



                     



ところで。
コーヒーの生育に適する気候とは?
つい、分かった気になってしまうのですが。



皆さんよく、赤道中心にベルト状に色の付いた、『コーヒーベルト』の地図を見ることがあるでしょう。

「この一帯でコーヒーが収穫できるのね」、と皆さんおっしゃいます。
でも。あの地域一帯すべてでコーヒーが育つわけではないのですよ
コーヒーの主な栽培地は、あのベルト地帯に集まっている ということなんですよ!


     コーヒーベルト



    コーヒーの生育条件として主にあげられるのは、

      1、平均気温 約20℃
      2、年間降水量1500mm~2000mm
      3、日光がある


    です。
     しかし細かく見ていくと。

 1、気温について、
  暑いところがいいわけではなく、高すぎず、低すぎないこと。

 2、降水量について、
  降りまくればいいわけではなく、コーヒーの成長期に雨が多く、収穫期に乾燥した気候(雨季と乾季がはっきり分かれている)であること。

 3、日光について、
  日当たりが強すぎてはいけないのです。シェイドツリーで日射しを和らげなくてはいけない。

    コーヒーって、とにかく暑いところで できるんでしょ、
     というのは勘違い。
    一番いいのは、暑い地域の、高度500~2500mの高地 なのです。



高度が高いほど、日中の寒暖差が大きいですよね。
寒暖差が大きいと、コーヒーが美味しい、とよく言われますが、
なぜでしょう?農業をなさっている方ならお分かりかもしれません。



   植物は、特に夜間に活発に呼吸をします。
   呼吸には、日中 光合成によって果実に蓄積された糖分を使いますね。
   つまり、夜間の気温が低く、呼吸が不活発ならば、蓄積された糖分を無駄に使わない
   つまり、果実には養分がいっぱい残っている!
   ・・・ブドウなども、そうですよね。


そんなわけで、日中の寒暖差が大きい地域のコーヒー豆は高評価なのです。

グァテマラの気候を見ると、この寒暖差が大きいのがよく分かります。
微気候、マイクロクライメイト。
ワインの世界では、マイクロクライメイトのことを”ミクロクリマ”と言うそうですね。
ブドウとコーヒー豆の共通点。・・・なるほど、な気がします。


グァテマラの年間通しての降水量と気温を見てみましょう。
(下図の、グァテマラシティ と ウエウエテナンゴ が グァテマラです。)

    グァテマラの気温差
                                     風の旅行者さんのHPより

雨季と乾季が見事にはっきり、
最高/最低気温の差が、どの月も10℃以上ありますね!
グァテマラの豆がぎゅっと風味豊かなはずです。


                     



長くなりました。最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。
ぜひグァテマラ、飲んでみて下さいね。


コーヒーは、いわばワインです。
・・・それで中毒に、なるのね・・・。




                                  





テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

この珈琲、どんなコーヒー? | 19:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)

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