■プロフィール

珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

本の、匂い
今日珈琲豆の配達に行った時、
近くにいるお友達も珈琲豆を欲しがっていたので、
持って行きました。

そこで、ちょっと立ち話をしていたら、
頭が ふっ・・・となって、
ちょうどその瞬間、片足を動かしたのと一緒になったのか、
そのまま ドタン! と倒れました(転びました)。

ふっ・・・はすぐ消えて、倒れながら気がついていて(笑)、

お友達がびっくりして。
「大丈夫?!ちょっと座っときー」と座らせてくれたのですが、
自分でもなんであそこで倒れた(転んだ)のか、、、
びっくりと、恥ずかしさと。


                

2日前に、髪を切りに行って、
その美容室でも 床に落ちていた髪の毛を踏んづけてすべって、
まるで ギャグ みたいに転び、
お店のスタッフさんみんなに笑われたところ。

大人になってからこんなに転ぶのは、なんだかなあ。


                  


今日”転んだ”ところ、珈琲を欲しがっていたお友達 というのは、
先日書いた古本屋さん。

                   


すごくいい本たちが、ある出版社の文庫版で出ていて、
それがもう、どれもすぐ売り切れらしい。という話。


   なんだかあんまりたくさん刷らないみたいだね、
   少ししか刷ってないみたいだよ。
   しかも、もう電子書籍版が出てるんだって。

   電子版で読むと、なんか違う気がするなあ。
   やっぱり、紙の本の 匂いとか、手ざわりとか、フォントとか、…
   ・・・紙の薄さとか、めくる音とか、
   そういうのが、欲しいような気がするんだけどなあ。


転んだ後のショックから立ち直るまで座らせてくれている間に、
そんな話をしました。


すごく、落ち着きました。
束の間、穏やかな、時間でした。


  本の中で、転んだり倒れたりするのは、
  悪くないな。





テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

りんのひとりごと | 23:44:05 | トラックバック(0) | コメント(5)
”たからもの”の寂しさ
先日、あるところで、イベントが開催されました。
お友達の古本屋さんが教えて下さって、かわいい栞が案内状になっているもの を何枚か預かっていたのです。
とってもとっても行きたかったのだけれど、土・日曜だったので、
お店を出られないなあ…と諦めて、
お客さんの中で、好きそうだな、お楽しみになるんじゃないかな、と、私が思う方何人かに、
そのかわいい栞を差し上げました。


当日。
私がお渡しした方ではなく、たまたま「行ってきた」という方が来られました。

「行くんじゃなかったぁ」

  好きな感じのお店が結構参加しているな、と行ってみたんだけど、
  すごい人、人、人で、行列で、何にも買えなかったんだ、
・・・って、おっしゃる。

   そうだったのか・・・
その時は、そう思っただけでした。



そして翌日。つまり、開催2日目。


「行ってきました」
私が栞を差し上げた方が、その帰りに、珈琲豆を買いに寄って下さいました。

「すごい人で。結局何にも買えず、ちょこっとお菓子食べてコーヒー飲んで帰ってきてしまいました」


 あら。あららら。
 好きなんじゃないかな、と思ったのに…。
 だからご案内したのに…。
 ごめんね、と複雑な思いでした。



そして、その夜考えたのです。

            
          

人が集まる、盛況、繁盛、ということは、
いいことなんだけど、ある意味、寂しいことなんじゃないかな、と。


うちの珈琲店も、おかげさまで開店時よりもお客様が増えました。

普段は静かな店です。
珈琲豆を焙煎する”カラカラパチパチ”の音だけ。
たぶん落ち着いて下さるのでしょう、
常連さんは、コーヒー以外の出来事なども ぽちっとお話してくれる。
それでも時々、どっ!とお客様が押し寄せて、バタバタする時があります。
(TVなんかに出たりしたから(>_<)!)

そうすると、常連さんは気を使って、ずっと隅っこで待っていて下さったりします。

 「ここもお客さん増えましたね。」
 「忙しくて大変ですね。」
…そんな言葉をかけて下さるのですが、
その時の表情は、ちょっと、さみしそうなんです。
私も、いろんな気持ちが心の中で ぐるぐるします。


            


自分が”これ好きだな”と思ったとき、いいものを見つけたとき、
それはとても幸せな一瞬です。
そして、その後、
2つのタイプの人間に分かれるとは思うけれど…
 すぐに誰かに伝えたい という人、
 自分だけの秘密にしておきたい という人。
珈琲のような嗜好品については、後者のタイプが多いような気がします。
 

    本を読んでいて、すっごく素敵な一文を見つけた。
    散歩していたら、思ってもないところに、きゅんとするような景色があった。
    何となくふらっと立ち寄った喫茶店が、居心地のいい場所だった。

…そんな時、
たからもの”を見つけたように思う。
もし教えるのなら、大事な人だけに教えよう。と思う。

それが例えばTVや雑誌で紹介され、広まってしまった時、
自分の中の幸せ感は、横取りされたように ぽつん となって、
居場所を失くしてしまうような気がするのです。

            


お店を始めた頃に、あるお店をやっている方がいろいろ教えて下さいました。
今回、その方の言葉の中で、思い出したことがあります。


「お客様はみんな平等です。だから、『差別』をしてはいけない。でも、『区別』はしなきゃいけない。」



 私は、TVや雑誌やSNSが嫌いです。
 それ自体ではありません。
 『区別』することなく、何でもかんでも『ひけらかす』ところが、です。
    欲しいもの、いいものは、自分で探せ。
    溢れかえる情報の中で流されている以上、
    自分が本当に求めているものは何か を自分で気付くことはできない。
 そう、思っています。


            


私は、このイベントを教えて下さった古本屋さんが大好きです。
揃えている本の種類も姿も、その店主さんも。
だから、誰にでも軽くすすめたくはなかった。
たからものを見せるように、「この人には伝わりそう」と思った方に教えました。
それなのに、他で宣伝されていたんですね、人が溢れていて、
その方に、また寂しい思いをさせてしまったのかもしれません。

     
            


お客さんがいなくなってから、その方は「おみやげです」とちいさな包みを下さいました。
これは、ずっと、食べないでかざっておこうと思います


IMG_0699.jpg







         


テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

りんのひとりごと | 23:30:19 | トラックバック(0) | コメント(4)

FC2Ad