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珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

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珈琲を淹れる時の、一番の基本
3月20日(金)、
久しぶりに”コーヒーを美味しく淹れよう!講習会”をしました。
いろいろいろいろ考えて、ちょっと講習をお休みしていたのですが、
今回は、かなりスパルタで。


大したことは言ってないのです。
美味しい珈琲の淹れ方」なんて、本にも雑誌にも、珈琲屋さんの店頭に置いてある小さな冊子にも、
書いてあるんですから。
でも、
ちがうんですね。今回、わかりました。

外国語と同じですね。
 文法も単語も机上で勉強して、ばっちり知識が入っていたとしても、
 実際 国外へ出てしゃべったり聞き取ったりできるかというと、
 解ってはいるんだけど 使えない
 …とか、語用を誤っていたりする。とか。

      方法は書いてあるのだけれど。
      その方法をスムースにこなす術(とでも言うか)が、分からないのでしょう、きっと。
      一般に、そういう時に皆が言うのは、
      「慣れ」です。
      「慣れたらできるよ」

SさんもTさんも、本などの「淹れ方記事」を見ても、
実際やってみると『何をどの程度どうしていいのか分からない』んだって。
お湯の温度も、蒸らす時間も、挽き目も、淹れる速度も。
 最初のお湯のおとし方
 お湯の細さ加減まわす速度・・・。
  

なるほど。
温度も時間も、数字通りにはいかない。
豆の鮮度にもよるし、その日の気温でお湯の冷め方も変わるし。
「ゆっくり」も「細く」も、人によって程度は異なるはず。

よし!じゃ、一緒にやろう!
感覚がつかめるまで、
横から「もっと太くていいよ」「もうちょっとゆっくり堂々と」とか
ちゃちゃを入れながら。

                


結構多くの人が意外に知らないポイントを、ここでひとつ。
蒸らしをするときのこと。
粉の真ん中に、最初にお湯を落とす時

真ん中に落ちないなあ。真ん中をねらって、手が震える。…という人、
こうしましょう。↓
IMG_0645.jpg

    ポットの注ぎのカーブを、ドリッパーにあてて、
    テコ の原理で傾けると、ほら。簡単♪
    (その後は、ドリッパーから離すんですよ!くっつけてちゃ回せませんよ!)


              


そうして、

今回参加のお2人、SさんとTさんは、その辺を ばっちり のみこんで下さったようです。
最初に淹れた一杯と最後に淹れた一杯、
見事な差でした。

              


さて、
珈琲を淹れる時の大事なポイント、
なによりも大事なこと
とは?

  ”姿勢”です。

     
   足は少し開いて、しっかり立って下さい。
   腰を据えて下さい。
   肩・腕の力は、抜いて下さい。
   足と腰をしっかりすれば、力は抜けるはずです。

    「ピン!と よい姿勢で淹れましょう」と言っているのではありません。
    『地面にしっかり足を踏ん張って、
     腕や肩にガチガチに力が入らないようにリラックス』
    の姿勢で淹れましょう、ってこと。


        ポットを持っていない方の手
        どうしてますか?
        プラプラしないの!
        ちゃんとドリッパーをおさえておくこと!
        ほら、プラプラしないの!
        SさんもTさんも、ぷらぷらしてるのでびっくりしました(笑)!

  そして、
  落ち着いて深呼吸をしてから淹れはじめて下さい。
  慌てず、臆病にならず、神経質にならず
  落ち着いて、落ち着いて。

      豆は、ちゃんと待ってくれます。
      美味しく淹れてあげようと思っていれば、
      豆は、必ず待ってくれます。慌てないで。雑にしないで。


                


最後に、異なる種類の豆を並べて、お2人に質問をしました。

「この豆たちをそれぞれ、自分が知っている誰かに当てはめると、だれ?」

Tさんはすぐに。
Sさんは少し悩んで。答えてくれました。


それぞれ当てはめた理由が、最高でした。
最高の答え、でした。


このお2人には、いつか、りんも、負けてしまうかもしれない💦
そんな素晴らしい、講習会でした。




                                      
                                   









テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

珈琲を美味しく淹れよう!講習会 | 22:05:39 | トラックバック(0) | コメント(6)
珈琲と、音とことばと映像と
飛行機に乗ると、前面のスクリーンで番組を放映しています。
でも、音は流れていなくて、イヤホンで音声を聴くようになっています。
 私はいつも、そのまま、イヤホンを付けずに映像を観ます。
 …なんだか、映像と音が揃う のが、うっとおしいから。


いつからかTVも、
音声が聴こえないくらい小さくしたり 消音モードにしたり、していました。
このごろは、音だけ聴いて、画面を見なくなったような気がします。

       
           テレビ。


            


うちの珈琲店が、TVのローカルな紹介番組で取材を受けました。

レポーターが、驚いたり質問したり…、
カメラが上手に、焙煎機がまわっているところ、湯気の立ったコーヒー、
にこやかに応対するうちの店主を映し、
そして、質問に答える店主。


私は隠れていました。
私がしゃべったら、どんな毒を吐くかわからないもん。



            テレビ。


            



これがもしラジオの取材だったら、
どうだっただろう。
ラジオだったら、私はもっと面白がったかもしれないな。


  映像なしでコーヒーを表現する。
  こんな珈琲なんです、と、
  こんな店なんです、と。


声と、ことばで。
そこから醸し出す空気感で。
それなら、おもしろい。きっと。


ラジオ。
ラジオ、好きだな。うん。



又は、

何のことばも使わず、視覚に訴えるものだけで
珈琲の存在感を表す。
・・・無声映画のように。
・・・タイトルなしの1枚の写真のように。

映像(画像)だけで。

どれだけ珈琲の魅力を伝えられるだろう。
どれだけ店の雰囲気を表せるだろう。


詩や短歌、俳句をつくる人って、すごいな…
あんな短いことばから、
情景がどんどんどんどん広がるんだ。…




  映像と音声が全部あわさった状態って、なんていうか、過保護だよなあ。
  人間の想像力を、退化させる気がする。
  向こうから、こちらが受けるイメージを、決められてしまう。
  掌の上で踊らされてる。



            



黙ってコーヒーを淹れて、
その『空気感』だけで、
美味しさ、やすらぎ、…そういうものを醸し出せるような、

そんな珈琲人になれたら。



「観ましたよ!」嵐の中で、
りんは ぽつんと、
そんなことを考えているのです。


 
                                      
                                   



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りんのひとりごと | 22:00:34 | トラックバック(0) | コメント(3)