■プロフィール

珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

パンチパーマの酸味
「『キリマンジャロ』って、どんな感じですか?」
と、お客様に訊かれました。
聴くと、以前どこかで”キリマンジャロ”と名の付いた珈琲を飲んで、
その酸味の強さに うえっ!となってしまった、と言うのです。
かなり前のことだそうで、もう一度味を確認してみたい、らしい。


そういう方、結構いらっしゃるんですよね。
もちろん、好みですから、酸味が本当に苦手な人もいるでしょう。
でも、もしかしたら、たまたま飲んだそのコーヒーが、
”誠実じゃない品物”だったのかもしれません
そんなのって、…あーあ。罪、罪、罪。


  そして、
  「モカが、好きなんです」
  と言う。

           ・・・ん・・・?


  「モカの酸味は大丈夫ですか?」
  「えっ、モカって、酸味あるんですか


そういう方、これもまた結構いらっしゃるんです。
モカは酸味の宝庫なんだけどな。




美容室の関係のお仕事の方だったので、ちょっと考えて言ってみました。


   ”酸味”にもいろんな”酸味”があって、

   キリマンジャロの酸味が『パンチパーマ』とすると、
   ブルーマウンテン系の酸味は『ゆるーいウェーブ』のような感じで、
   モカの酸味になると、個性的な…そうですね…『アフロ』みたいなもんかな。

      その人に似合っていれば、どれも最高に素敵なんですけどね。
      その美容師さんが下手じゃなければ、ですよ。
      いいかげんにやってたら、台無しですけどね。

          img61838257.jpg
           この子なんてかわいい💕 (コスプレ用らしいけど)


なるほど!なるほど!って、すごく納得して下さいました。

後日ご来店の際、「もう一度キリマンジャロにチャレンジする」とおっしゃるので、
よおしと淹れてさしあげたら、ひと言、


 「あ。酸っぱくない・・。」


はい、コーヒーのひとつの関門、突破!
 おめでとうございます



           


  上質な珈琲には、必ず いい 酸味があります。
  だまされてないですか?
  『苦い』珈琲に (^O^)/



                    焙煎珈房NONAKA





テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

珈琲の周りの「?」や出来事 | 21:30:08 | トラックバック(0) | コメント(3)
引き出しの彼
…で、前回 『贈りものの難しさ』を書いた時、
いちばん強く心にあったことは、”引き出し”ということでした。


”引き出し”。
人の中の、”引き出し”。



うちの店では、豆を購入して下さる方は、1種類だけ無料で試飲できるようになっています。
試飲してから買うものを選んでもいいし、
買うのを決めて、「いや実はこれもちょっと気になっているんだけど。」というのを試飲してもいい。


飲むコーヒーを選ぶ時、
その人の性格がちょっとだけ反映したりして、おもしろい。


そして飲みながら、ちょこっと話をします。
お客様と会話をすることが、毎日の私の学びです。
いろんな人がいらっしゃいます。
とてもとてもたくさんのことを、教えていただきます。

そんな日々の中、、、。


                  



そのお客様は、最初は、逆でした。
出会いは、こちらが客でした(今もお世話になっていますが)。
創業前、お店の保険の関係でお世話になることになり、
その後、次第にうちの珈琲を好きになって下さったのでした。

彼は、30代の男性です。
  「気に入っているチョコレートケーキがあって。
  その店でケーキと珈琲を楽しみながら、本を読むのが好きです」
…そんなふうに彼が話していたことを、はっきり憶えています。
静かな落ち着いた人なんだなー。と、思いました。
 

ところが、です。


お客様として珈琲を買いにくる彼は、意外にのびのびとしていて

    ”サルサ(ダンス)”をはじめたとかで…えらく姿勢がよくなって、
    
    髪型も 「…ん?」 みたいになったり、
    
    メールの着信音が、間の抜けた『~ピーンぽーーん~』だったり、

    ・・・と思ったら この前は社会学者さんを連れて来た。
    あるドキュメンタリー映画を観て、意見を交わしてみよう。という企画を広めるのに協力している と言う。
    なんとなく私に、この企画内容とリンクするものを感じていたとか。


「あなたは、なにをやっている人だか、わかんない。」
私は彼にそう言ったことがあります。
でも、何だろう。とっても魅力あふれる人なのです。
一緒になったお客様とのやりとりも、とても気持ちよく、上手。 びっくりします。


それで気づきました。
彼は、”引き出し”をたくさん持っているのだ、と。


そして、”引き出し”は、必ずしも中身が入っている必要はないのだ、と。


彼は、とにかく”引き出し”をたくさん持っていて、
人や事柄と関わる時に、さっ!と引き出しを開けるのです。
そして、
『既に引き出しに入っていることを出す』 のではなく、
相手に、そこに 『中身を入れてもらって』 いる。
引き出しの数が多いから、みんな、彼に向かって話をするんだな。

無意識なのだろうけど、
すごい才能だなあ、と、つくづく。


これは私にとって、とても大きな 学び でした。
素敵なお客様に、感謝です。


            

それでそれでそれで、

その彼がハマってしまっている珈琲が、こちらです。

…納得
                    ↓ 
        IMG_0591.jpg





テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

珈琲の周りの「?」や出来事 | 22:12:56 | トラックバック(0) | コメント(2)
贈りもののむずかしさ
   御歳暮 一番人気商品。↓
   IMG_0318.jpg
   ドリップパックと、カフェ・オ・レ・ベースの詰め合わせ。


          そうなのか…。そうだよね…。


相手の方が”コーヒー好き”とは知っていても、
どんなふうにコーヒーを楽しんでいるか までは、なかなか分からない。

  喫茶店やカフェでコーヒーを飲むことが好き なのか、
  自分の家でゆっくり飲むのが好き なのか、
  自分で挽いて淹れるような楽しみ方 なのか、


   それも、コーヒーであればなんでもいい、というタイプの人 なのか、
   細かくこだわって楽しんでいる人 なのか。


コーヒーが好きな相手に、コーヒー豆を選んであげるのは、
難しい。
結局、こちらもコーヒーの味を分かっていないと、
相手の好みの意味 すら、チンプンカンプンでしょう?

   「コーヒーって、そんなに色々違いがあるの?」
   「ブレンドって、どういう意味?」
   「ブルマン、モカ くらいは、聞いたことはあるけど…」 って思っている人にとっては、

    コーヒー好きなその人が言っている
    「酸味苦手」 「カフェプレスで淹れてる」 なんて言葉、
    …??? なに言ってるの? でしょうから。


「あの人は、本が好きだから」
と言って、本を買ってあげる なんてことできないものね。

相手がそれを好きであれば好きであるほど、
こちらが選んであげるのは難しいことなんだろう。

         


夏の御中元は、アイスコーヒーリキッドがぼんぼん送られました。
冬は、やっぱり暖かい飲みものとして贈るから、
難しいんですね。
それで、
このカフェオレベースセットが人気なんですね。

好みまでは分からなくても、
”あの方は珈琲が好きだから”、好きなものを送ってさしあげよう。という気持ちが、

このセットを頼まれるたびに じんわり伝わってきて、

珈琲屋としては、そのお客様の想いが、
すっごくすっごく嬉しいのです。



   それにしても、


人付き合いはムズカシイ。
自分にたくさんの引き出しがないと、
話もできないし、贈りものもできない・・・


・・・なんてことを考えた日でした。

           


ところで、
今日来られたお客様。
このカフェオレベースをまじまじと見て、
ナカノコーヒーって書いてある。ここでつくったの?」
と言っていました。

まじまじと見ても、
nonaka は nakano に見えるんですね(笑)




                    焙煎珈房NONAKA


テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

りんのひとりごと | 21:48:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
ブルーマウンテンブレンド・プレミアム~青い山
「コーヒーの通でもないのに、わざわざ高価な ブルーマウンテンNo.1 を飲まなくても。]
って、
みなさん思ってると思うんです。
「値段が同じなら、飲んでみてもいいけど」、って。



『お正月用に、ブルーマウンテンNo.1』

昨年はそんな予約販売もしたのですが、
味わえるほどの量を購入するのは、すごい出費になりますよね💦

  それで!今年は、
 

ブルーマウンテンNo.1を贅沢に使った、
プレミアム ブルーマウンテンブレンド
をつくったのです!


      BBpre.jpg
      ブルーマウンテンブレンド・プレミアム

穏やか、品のある香りと酸味、
上質で優しい苦み。
濃くないのにこれだけの風味を出せるとは…、
やっぱりブルーマウンテンNo.1って、すごいんですね。

    

ところで、「ブルーマウンテン」、オーストラリアにもあるのですが、
ブルーマウンテンが栽培・収穫されるのは、
中米の島、ジャマイカです。
ジャマイカで収穫される豆の中で、『ブルーマウンテンを名乗ることを許される地域』というのは、
法律で決まっているのです。すごい。
・・・法律よ

だから、同じジャマイカでも、その決められた地域以外で作られたコーヒー豆は、
”ブルーマウンテン”ではなく、
ジャマイカ、とか、ハイマウンテン、とか、ちがう名前なんですよ。


      皆さん、ブルーマウンテンもどきに注意しましょう。
          自分の味覚を甘やかして 名前だけで飲んでいると、だまされるぞ!



そして?な番号、”No.1”とは、

ランク付けです。

たくさんの豆の中に、謂わば”ダメな豆”が混じっている割合、
粒の大きさ、そろい方…
そういうことを検査して、最高から順番に、No.1、No.2、No.3、とつけられます。


つまり、ブルーマウンテンNo.1 は、最高級のブルーマウンテン。
・・・それを、使っちゃいました。
 香(かぐわ)しい、です。ことば無し。


            

そして、これ。気になってたのです。

ブルーマウンテン。ってね。
訳すと「青い山」ですね。


本当に、山が、青く見えるのだそうです
ジャマイカのその山々が青く見えるので、ブルーマウンテン と名付けられたのだって。

・・・ふー・・・でしょう?

  調べてみましょうか。



  山の斜面には、コーヒーの樹がたくさん植えられています。
  コーヒーの樹が呼吸する時に放出する物質の中に、
  『揮発性モノテルペン』という物質があるのです。
  (熱帯植物は、この物質を発するものが多いらしい。)

  この揮発性テルペンが、大気中の他の物質と反応して微粒子をつくります。

  その微粒子によって、太陽の光が屈折する。

  それで、青く見える!んだって。


『ブルーヘイズ(青い靄)』と呼ばれる現象。


遠くから見ると、コーヒーの樹が植えられた山々は、
   青い靄に包まれているように見えるのです。


青い山・・・
・・・Blue Mountain・・・


種田山頭火が読んでいますね。
  
    「分け入っても分け入っても 青い山」



昔は、人間生活が発生させる物質が少なかったので、
空気がきれいで、この現象はよく見られたようですが、
現代では、モノテルペンが 青色のもとになる微粒子になる前に、
他のものにくっついてしまって、その微粒子になれなくて、
ブルーヘイズを見られるのは
まれになったようです。


         

こんないわれのある、ブルーマウンテンNo.1でした。
青い山を想いながら、
プレミアムブレンド、飲んでみよう。



いろんな名前のコーヒーがあります。
カリビアンクイーン、タイガー、エメラルド、クレオパトラ、クリスタル・・・
コーヒー豆の名前をまじまじと眺めていると、

おもしろいおもしろい。。。

世界一周旅行をしているような気分になります



                    焙煎珈房NONAKA


テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

この珈琲、どんなコーヒー? | 21:50:25 | トラックバック(0) | コメント(2)