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珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

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初めて飲んだコーヒー、そして、鶏の唐揚げ
             siwa1.jpg

          初めてコーヒーというものを飲んだ時、どんな感じだっただろう。
          はっきり憶えていないけど、たぶん、
          苦い!嫌い!とは、思わなかった。

子どもの頃、温泉で飲んだ、瓶の“コーヒー牛乳”。
それがコーヒーというものとの出逢いだった、と思う。


      

先日、十何年かぶりに、”鶏の唐揚げ”というものを食べた。



仕事を休ませてもらって、愛媛を離れ、法事に行ってきた。
その時、食べた。
びっくりした。
…鶏の唐揚げって、…こういう食べものだったんだ…
…こんな食べものだったな、そう言えば。


そう思った時から、すごく混乱している。

                     
            

私は、ものを食べることが 上手にできない。


お箸やスプーンやフォークを使えない、ということではない。
食べ散らかすとか、みっともない汚い食べ方になるとか、
そういうことでもない。
緊張して人前で食べられないとか、そういうことでもない。

何を食べていいのか、
どんな時にどれだけどんなふうに食べればいいのか、
わからないのです。


小学5年生の時までは、ごく普通に食べていたのです。
でもその後、
ある病気をきっかけに、
自然な食べ方を忘れてしまいました。


自分で、自分の中に何がおこっているのか、わからなかった。



これまで生きてきた中で、「食べられないから」という私に、
周囲の人は色々なことを言いました。

       「だからそんなに痩せてるんだね。
       私の肉を分けてあげたいよ。」

          「『食べられない』なんて言ってみたい。
          私なんて食べたいものだらけだよ。」

     「食べなきゃダメだよ、折れそうじゃん、あなた。」

        「世の中には食べたくても食べられない人がたくさん居るのに、ゼイタクな!
        死ね!」



みんな、いろんなことを言ってくれるのです。
私、食べたくないんじゃなくて。
普通に食べたいんだけど、
忘れてしまって、もうわからないのに。


普通をあきらめて、
不自然な食べ方で生活しているのですが。
…ダメでしょうか(笑)
いちいち考えなければいけないので、
結構、日常生活を営むことに疲れています。



人によっては私の口のところまで食べものを持ってきて、
「お食べ、こら」
と冗談を吹っかけてきたりするのですが、

冗談どころか ものすごい侮辱で、


だって、
分からないから納得するまで食べたくないだけなのに、

…そういう日は家に帰ってひとり、苦しいくらい泣くのです。
侮辱…
誰にも説明できない情けなさです。

         

   
そう、
鶏の唐揚げでした。

人が鶏の唐揚げを食べているのは、目の前でもTVでも見ています。
人気がある食べものなんだな、と思って見ています。
それを言葉にすると、みんな、
カリッ、とか、サクッ、とか、ジューシー、なんて言ってますね。

十何年かぶりに食べた鶏の唐揚げは、
美味しいとは思いませんでした。
ただ、「…こういう食べものだったな」と思っただけ。
もしこれがすごく美味しいものだったとしたら、
私はその先ずっと、“鶏の唐揚げ=美味しいもの=好き”という意識を持って
生きていったのでしょう。


   初めて出逢ったとき、
   久しぶりに出逢ったとき、
   その印象は。

                

      初めてコーヒーというものを飲んだ時、どんな感じだっただろう。
      はっきり憶えていないけど、たぶん、
      苦い!嫌い!とは、思わなかった。


ただ、それまで知らなかった香りや、ただ甘いだけじゃない風味が気に入って、
いつもコーヒー牛乳をねだっていた。
そしていつの間にか、今では、
飲みものとしてじゃなくとも好き。
珈琲豆があれば、それで満足。


「珈琲って、よく分からないんです。」
と言う意味が、私にはよく分かります。
だから、

美味しい珈琲に、素敵に出逢ってほしい、 と、
そのきっかけを作りたい、 と、


こんな自分だからこそ、強く思うのです。


              


あの鶏の唐揚げは、その後5日経っても、
私の胃を苦しめています。
次は”カレーライス”の味でも思い出そうか、と思っていたのですが、

・・・。
しばらくそんな気分にはなれそうにありません。


                                     

りんのひとりごと | 21:40:30 | トラックバック(0) | コメント(3)
「珈琲豆、挽いて下さい。ペーパードリップ用に。」
コーヒーの挽き目”って、みなさんどう捉えてるのかな。
いろんな本を見てみると、だいたいは、
 細挽き
 中挽き
 粗挽き

の3つ、に分けられています。

ドリップやコーヒーメーカーで淹れる人が多いので、「たぶん中挽きだろう」と思われるでしょうね、
でも、
じゃあ、
中挽きってどのくらいの粗さなのか?っていうと、
挽いてもらわないと分からないでしょう。


  お店で「挽いて下さい」と言う。又は、スーパーで、挽いてあるものを買う。
  そしたら、挽き目について考えなくていい。


      …はずなのだけれど?


お店によって…、メーカーによって…、挽き目が違う!
同じように「ペーパードリップで」と指定したのに、粒の大きさが違う!

   一体、どの粒の大きさがベストなのだろう

     なんてこと、ありませんか?



では、もう一度、本やネットで調べてみよう。
そうしたら、『グラニュー糖の粒の大きさが…』と書いてある。


なるほど!


・・・と、その時は納得したものの、
実際挽いてみると、ハタと気付きます。
「…グラニュー糖の大きさって、どのくらいなんだっけ?」


コーヒーの味もそうだけど、
"ひとつだけ"提示されても、分からないんですよね。
「これ と これ」って、並べて見てみないと。


…ので、りんは、並べてみました。
                  ↓  
              IMG_0518.jpg
                 コーヒー豆。        グラニュー糖
             (焙煎珈房NONAKAが
              ペーパードリップに
              おすすめする挽き目。)

うちの店の挽き方は、少し粗めです。
その方が、キレイな味になるのです。

細かすぎると、味が濃く出るように思うけど、実は、その分、雑味もたくさん出てるんだ。

                      


美味しく淹れられる条件、方法は、たくさんあります。


珈琲好きの人は、「あの方、珈琲好きだから」と周りの人もよく知っていて、
よく 人からいただくものです。
いやホントに💦珈琲って、いただくんですよ。
美味しいのも不味いのもひっくるめて(^^;


その挽き目が、細かすぎたり粗すぎたりするならば、
それに応じて、お湯をおとす太さ、多さ、速さなどで調整すればいい。
せっかくいただいた珈琲、どうせなら、美味しく淹れよう。


ただ、それがちょうどいい挽き目なのかどうか、その判断基準として、
この写真を覚えておくと役に立つかも。


    何よりも大事なのは、
    挽き目が ばらつかないこと!
    粗いもの、細かいものが入り混じった 不均一な挽き目が、
    不味い珈琲になる大きな原因になります。



    そろってないのは、いちばんダメです。

    習熟度が異なる生徒たち が、ドリッパーの中に居る…ことになるんですからね××
    
    

テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

珈琲を美味しく淹れよう!講習会 | 22:07:15 | トラックバック(0) | コメント(0)
”最初の一分”~第16回 珈琲を美味しく淹れよう!講習会
16回目の”珈琲を美味しく淹れよう講習会”。
今回は1人。
「やっと日にちが合いそうです、行きます」と、出張の地からTELで申し込み、
こちらへ帰って来て 参加して下さったNさん。

Nさんは、初めてご来店の時から、りんの言葉の表現に首をかしげることなく、
楽しんで下さっていた方です。
この講習も、何だかとても”感覚的な”、おもしろい講習会でした。


   今回発見した コーヒーの「?」は3つ!
   1、抽出途中のコーヒーの液体は、ずっと同じ濃度なのか?
   2、挽きの細かさがイマイチよく分からない
   3、フィルターの中の挽いたコーヒー豆の全部に、均等にお湯をかけるんでしょ


今回は、その中の1つを説明しましょう。

            

Nさんが、非常に興味深いお話をしてくれたんです!

    ペーパードリップで淹れています。
    通常、1杯分淹れるので、カップの上に直接ドリッパーを置き、
    ドリップしているのだそう。

    ある時、「奥さんの分も」と、2杯分淹れた時。

    1杯の時と同じように、カップの上で抽出、
    そして、
    2つ目のカップの上に,サッとドリッパーを乗せ換え、
    そのまま抽出を続け、2杯分できあがった。



「ぜんぜん味が違ったんですよー



うははは!おもしろ過ぎる!
Nさん、おもしろ過ぎる!



結論から言いましょう。

ドリップの始めから ドリップ終わりまで、
ポトポトポト…と落ちていっている液体のイメージは、ですね。

『味の成分は 最初のポトポト…に ギュウっとつまっていて、
あとは、そのエキスを ちょうどいい濃さにまで薄めていく』。


   ドリップでコーヒー200mlを抽出する場合、
   コーヒーの液体が下に落ち始めて、

   最初の100mlの濃度は、約4.5%。
   後の100mlの濃度は、約1%。

   なのだそうです。
   (※豆の種類、焙煎度などによって違います)

ほら。↓
IMG_0521.jpg
     最初の100ml    後の100ml


ドリップで最も大事なのは、最初の1分間と言われます。
蒸らし、最初に落ちる”ぽたっ”、1投目。くらいの間です。

大雑把にいうと、その間にすべて終わっていて、
いわば何かの”濃縮タイプ”のような液体として、もう出来ちゃってる。
そして2投目以後のドリップで『薄めていく』、
というイメージですね。


だから、2杯分淹れるなら、抽出が全部終わってから2つに分けなければ。
Nさんの淹れ方の場合、
片方の人は4.5%の味を飲み(濃すぎる)、
片方の人は1%の味を飲んでいる(ほとんど何の味もない)ことになります。


Nさん、素晴らしいテーマを下さいました!

            


Nさんは、優しい好奇心を持っている方でした。

自分で色々読んだりして、ちゃんとわかっていて。
でも、分かっていても、何となく違っているような気がしたりして、
実際にこうして一緒にやってみて、
初めて「あ、こういうことか」がつかめることって、ありますよね。

練習している間も「ああしちゃいけないんですよね、だからこうして…、」とブツブツ言いながらやっていました。
きっと、
周りのことをすごく気遣う人なんだな。
あっちも気にし、こっちも気にし、しているようだった。



     珈琲を淹れる時は、
     豆の言葉に耳を澄ませて、
     豆の表情だけをしっかり見つめて、

     豆たちが喜ぶようにしてあげればいいんだよ。


Nさんなら、ちゃんと感じ取れるはず。


ちゃんと落ち着いて、ドリッパーの中の豆に集中すれば、いいんです。

そしたら、


豆の方から教えてくれるようになりますよ

                    焙煎珈房NONAKA


テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

珈琲を美味しく淹れよう!講習会 | 21:35:45 | トラックバック(0) | コメント(1)
駄々っ子か、お前は!
車の事故を、目の前で見ました。
交差点で、
車に車が追突、
追突された車は勢いでそのまま角のお店に突っ込んだ。

      ドン💥どん!
        バリッ グヮシャーン💥

あっという間で、声も出なかった。

突っ込んできたベンツは少し先の道端に止まり、
突っ込まれた車は、運転手を乗せたまま、
お店に突っ込んで止まっている。


けが人はなかったみたいで、それだけはよかった。
…でも。


それからすごく、胸が苦しくなった。
どうしよう、って思った。

                     

その翌日、


  ―事故を見たんだ。
    車に車が追突して、その車がお店に突っ込んだんだよ。

    うちの店に車が突っ込んで来たら、
    お店も、この焙煎機も、ぐちゃぐちゃになっちゃうのかな… ―



そうしたら、こんな答えが返ってきました。

    『保険に入ってるから大丈夫』





     ・・・・・・・・・・・え・・・・・・・・・?


あんなに一生懸命、どうするこうするって、お店を作り上げたのに。
そして1年半、大事に大事に育ててきたのに。
この焙煎機と共に。

これが潰されてしまったら、

私にとっては、子どもを殺されたようなものだ。

IMG_0515.jpg


   

私の相方は、珈琲焙煎職人です。
焙煎職人は、世の中に何人も居るのですが、
この相方の焙煎する珈琲豆じゃないと、なんか、ダメなんです。

代わりが、ないんです。

この相方と同じように焙煎する人が居たとしても、
たぶん、なんか、何か、違うと思う。

私はそういうものを作り出せないし、
そういう「誰にも代わりができない」立場に立ったことがない。
雑用係だから、代わりはどこにでも居る。


でも、
私はどこに居ても、とにかく雑用をする係になってしまうんだ。

雑用をすると、外から見えないいろんなものが見えて、
それにしかない魅力に気づいたりして、
そのものに愛着がわくから。

知識とか資格とかテクニックとか、そういうものよりも、
私にとっては愛着の方が価値がある。

愛着がわくと、どんな小さな仕事も楽しめる。
しんどくても、楽しめる。



…そんな、ひとり遊びのように生きている人間には、
 壊れたって潰れたって大丈夫さ!
 お金出したらまたもとどおりさ!
と言えるほど、愛着をムダづかいできない。

             


           どんなに同じように、どんなに似せても、
           いや、もし、もっともっと良いものが現れたとしても、
           だからなんだって言うんだ?

           イヤだ。それじゃない。
           あれじゃなかったら いらない。

            えーん(>_<)


     …って、だだっ子か、お前は。

              


今の世の中、移り変わりは速い。
どんどん新型が出て、乗り換える、使い捨てる。
…なぜこんなに速い?


きっと、「保険に入ってるから大丈夫」と、さらっと流せるタイプの方が、
今の世の中では生き易いのだろう。


   ま、いーや。


            


あの、突っ込まれたお店は、美容室だった。
最近、前を通ったら、もう修理してお店を再開していた。

車に乗っていた人も気の毒だったけれど、

あの美容室に勤めていた人たちは、
今、どんな気持ちでいるのだろう・・・。



テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

りんのひとりごと | 21:10:25 | トラックバック(0) | コメント(2)
それも あり、かも。
なんだそれ?ってことが、ありました。


       
プライスカード、POP、チラシ、…
いつの間にか、雑用係の りん の 仕事になってます。
オープン前から、こればっかりやってる気がします。

最近は、なんだか、シールのデザインラッシュ。なのです。
IMG_0513.jpg
 
NONAKAオリジナルのドリップパックコーヒー、
リニューアルしたので、色を変えました。

焙煎」とか「香味」とか、イヤらしいのは嫌だな…
地味にしたいけど、お客様がよくギフトに使うから、
カッコよくしなくちゃな…

配色を考えるのにぐるぐる悩んで、
黄色にしたり オレンジにしたり 紫にしたり・・


こんなんばっかりやってたら、
    先日、夢を見た。


           ‟ドリップパックコーヒー カレー味
           ‟ドリップパックコーヒー トマト味


           黄色オレンジのシールで、そんなのが出てきました。



       


夢って全く、アイデアの宝庫だ。
かたまった頭では思いつかないシナリオが、描かれてる。




テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

りんのひとりごと | 21:23:19 | トラックバック(0) | コメント(3)
パプアニューギニア マウントハーゲン~狐につままれ…?
              hagen1.jpg

月替り限定コーヒー、お待たせしました。
リクエストの嵐でした。
パプアニューギニア マウントハーゲンです。

大粒納豆のような見事な豆。
…ですが、 見てのとおり、やわらかです。
上質な素材のバッグのような、
…きっと,
とっても おしとやかなんだろう と、

どちらの”御豆さん”ですか。て感じですが、


パプアニューギニア
コーヒーって!オーストラリアの方でも、できるんだ?!

マンデリンやトラジャの近くなんですよ
それなのに クセが少ない、
あんまり情に流されない。
飲んでみて拍子抜けするくらい、飲みやすい。

実は、もとはブルーマウンテンなんですって。
ブルーマウンテンの苗木を、パプアニューギニアに持って来て植えたものが、
こんな珈琲になったのだそうです。
英国のニコラスさん。って人が、持ち込んだのだとか。
ほんのーり、ナッツのような、と思ったらちょっとスパイスのような香りが、
やわらかく。



…ニコラスさん。
飲んだのかなあ、このコーヒー。
どう思ったのかなあ。




率直に言うと、
「わざわざ言葉にできない味」です。
すごーーーく飲みやすい。
ひっかかりが、ないんです。
口から喉を通って行く時の、なんという『さりげなさ』!

ブルボンサントスのような優等生なわけでもなく、
nonakaブレンドのようなハーモニーの良さなわけでもなく、


    え?
    今、私、コーヒー飲んでます?


…と言ってしまいそうな、

でも、その、形のない 後味感 が、
けっこうオモシロい。


”狐につままれた”感。か(笑)




ブルーマウンテンの気高さは期待するほど感じられない、
パプアニューギニアならさぞかし…!という特別なクセも感じられない、
    中途半端もいいとこだろー!
     シャキッとしろシャキッと!

と、最初は思っていたのですが、



いやもしかして、
これほどのゆるゆる感は、他のコーヒーでは味わえないぞ?!と、
最近とても貴重な子に思えてきました。


だから というか、しかしですね というか、
ゆるゆる ということは、ゆるゆるしたい時に飲んでもダメってことですよ。
気分を切り替えてゆるゆるしたいなら、個性のある珈琲がいいでしょ。

あまり意識せず、常に横に置いておくには、
マウントハーゲンはベストかも!
自己顕示欲も個性も強くないので。


新人類(これ、死語か。)みたいなコーヒーだな。

きっと、自分の味を出しながら、飲んでいる人間の顔を見て、
「このヒトどう思ってるのかな」なんて、
空気読んでるんだろうな。
・・・なんて、結構悩ませてくれるコーヒーです(笑)


 
                    焙煎珈房NONAKA
     













テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

ストレートコーヒー | 22:21:19 | トラックバック(0) | コメント(1)

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