■プロフィール

珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

あじのもと。
“珈琲を美味しく淹れよう!講習会”も、12回目になりました。

4月25日(金)。女性2人。
恥ずかしがりWさんと、ハツラツのMさん。
どちらからやる? どうぞどうぞ。 いえ、どうぞどうぞ。 え、じゃ、お先に。
みたいな感じで、楽しくやってました。


おおおーーーっと
これ、カナメ!
みなさん、こいういうことしてませんか?
     
IMG_0455.jpg

ペーパーフィルターは、ドリッパーから浮かしたら、
それだけで珈琲はものすごくマズくなります!

フィルターは、しっかり折ってしっかり密着させましょう。


こんなこと、たいしたことじゃないと思ってしまうものだけれど、
こういうところにポイントってあるんです。


フィルターの中のお湯は、どういうふうに動こうとするかと言いますと、

こんな感じなのです。

何となく、「お湯はすべて下に向かって落ちて行く」と考えてしまうのですが、
向かう方向は、↓↓↓…ではないのです!
できるだけ近くから、楽に通れる道に逃げようとするんです。


  つまり?
  ペーパーのセットがしっかりできていないと、
  隙間=「楽な通り道」を作ってしまう。
  挽いたコーヒー豆をあまり通り抜けず
  お湯のまんまでゴールしているわけです。


小学校の頃のマラソン大会みたいですね。
  しんどいの嫌だー、何とか楽する方法ないかなー、
  あ近道がある!よしここ抜けて行っちゃえ!

     ゴーール

…てやつですね。



ちゃんとペーパーを密着させて、隙間=逃げ道をなくしておけば、
お湯はすぐドリッパーにぶつかって、

  あ。行き止まりだわ…💦 仕方ない、ゆっくり豆の中を通るか…。

と、正道を行くのです。



        ラクをしようとする人は、どこにでも居るもんですよね。


     

きっと、WさんもMさんも、美味しく淹れるにはもっともっと高度な技術・ポイントがあると思っていただろうと思うのです。でも、そんなものはないと思います。
誰だって、美味しく淹れられるんです。
当たり前のこと、ちょっとしたこと。
そういうところに、美味しさの素は入っています。

  ペーパーセット、
  お湯の温度、
  淹れる時の姿勢、
  速度。
  
それを正しくしただけで、WさんMさんの珈琲は、
香りも味も格段に良くなりました!(^^)!
手、叩いちゃいました。

     

なんでもそうですよね。
自分で小さなこともコツコツコツコツやっていくからこそ、
いいものができるんです。

何もせず楽をして、おいしいとこだけ持って行こうとしても、
それに中身はありませんし。


   あなどれないよ。
   ペーパーひとつ。
   たかが珈琲、されどコーヒー。

     


今まで参加して下さった全ての方々に言えることですが、
「何かが違うにちがいない、それは何だろう」と、
“思う”こと自体がすごいな、って思うんです。
別に、コーヒー美味しく淹れられなくたって死にゃしないわけで。

今回参加のお2人は、実によく観察していました。
泡の大きさ。湯気の大きさ。熱さ。香り。



知りたい、解りたい、つかみたい。
…って、よくよく伝わってきました。


                                焙煎珈房NONAKA




テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

珈琲を美味しく淹れよう!講習会 | 21:22:04 | トラックバック(0) | コメント(0)
Gretschに行けなかった日のTV
今度こそゼッタイ聴きに行こう!行く!!って決めてたのに、
仕事が終わらなかった。
…また行けなかった。
お友達のジャズライブ。

Gretsch…

うぅぅ…と思いながら帰宅して、
パッとTVをつけた。
Eテレ好きなので、つけるといつもEテレが映る。


人間の行動や判断は、認識(理性)と感情にもとづいている”の話。
思わずぐっと観てしまった。


     


ある事によって何人かの命が奪われて、
寄付金を集めた場合、
その奪われた人数が少ないほど、1人が寄付する金額が多く、
逆に多いほど、金額が少ないのだって。


人ひとりひとりの命の重さは同じなのに、

「1人の少女が」と事件を報道されると感情が揺さぶられ、
「(たとえば)感染症で〇百万人の死者が」と報道されると、
その死は、頭の中で“数値”に置き換えられてしまって、
感情が理論に切り替わってしまうらしい。



結果的にではあるけれど、命の重さが軽くなってしまう、と。

これは、『無差別殺人』の原理でもあるだろう、と。




   無差別殺人=心の麻痺。慣れ。だ。



     



お店を大きく広げたくない、と思う。
小さく、濃く。
何でもいいから呼び込んで…みたいなこと、したくない、と思う。

豆にも、お客様にも、慣れてしまいたくない。


お客様ひとりひとり、
まめ子たちひとりひとり、

大事に想い続けたい。






りんのひとりごと | 21:25:36 | トラックバック(0) | コメント(0)
バッティングセンター あるいは珈琲の涙
4月12日(土)。“珈琲を美味しく淹れよう!講習会。”

今回の参加はお1人です。
…前回は満員、プラス2人だった。なんて波があるんだろう…
今回の参加者さんは、ご自分で「せっかちなんです」とおっしゃっていました。

所作は丁寧で、お湯ののせ方も本当に優しい、
…なのに、回すのが速い速い!

どんなに細くても、慌てているように ぐるぐるグルグルいれていったら、
粉は アップアップ(;゚Д゚)溺れているように見えます。

待ってあげないと!珈琲の涙。が、出ますよ!

       “珈琲の涙”って、これ。ほら!↓
            IMG_0447.jpg
           ↑コーヒーがお湯を持て余して、
          周りのフィルター沿いに、グルリと涙うるうるしてるでしょ。


            


『ドリッパーの中のコーヒー粉と、呼吸を合わせること』


コーヒーの挽いた粉が、ドリッパーの、ペーパーの中にありますね。
そして、そこにお湯を含ませて、
下にポトポト出てくるものが、飲み物としてのコーヒーとなるわけですが、

コーヒーの粉の立場になって考えてみよう。


バッティングセンターで、向こうから来る球を打ったことがありますか。

まず、立ち位置を決めて、
素振りをしてウォーミングアップして、
よし来い!です。

立ち位置を決めることが、イコール ペーパーのセット です。
素振り(ウォーミングアップ)は、イコール 最初の蒸らし です。
で、コーヒー粉は、よし来い!状態。

その後ですが…

次の球が飛んでくるまでの間隔があまりに短すぎたら、
バット振ってるどころじゃない。
球に溺れるみたいに、泣き寝入りだ。

美味しく淹れられている時は、お湯を注いでいる時からわかります。
粉と、自分が注ぐお湯が、あうんの呼吸で仲良く見える瞬間が、
必ずあります。



          コーヒー粉が求める速度に合わせると、↓
         IMG_0448.jpg
         ちゃんと粉がお湯を飲み込み、涙は出ないのです。

              


今回の参加者Fさんは「せっかち」とおっしゃいましたが、
私の話を ゆっくり、自分の中に取り込み、
言葉の持つニュアンスまで捉えて下さいました。


    まあなんと、味の変化の大きかったこと


初めに淹れたものは、最初の蒸らしのためのお湯が多すぎて
まったく味のない液体がサーバーに落ちていたこともあり、
味も香りもお湯の方が強かったのですが、

Fさんはよーく違いの分かる人でした。
だから変化できたんですね。

「あ、美味しい美味しいねえ珈琲の味が、ちゃんとするあー美味しいねえ

ご自分で淹れた珈琲に、感動していました。
見ているこちらが、嬉しくなりました。
。。。嬉しく、なりました。。。

          
            

…いやFさん。難しいって。
だってこんな 鉄瓶 でコーヒー淹れてるんだもん…
本当に素敵な風情のある、年季の入った鉄瓶。

IMG_0444.jpg
これで淹れられたら申し分ないけど、使わせてもらってみたけど、
…いやぁ…難しかった~…


    これで淹れられるの・・・藤岡弘さんくらいじゃないでしょうか・・・



                                焙煎珈房NONAKA





珈琲を美味しく淹れよう!講習会 | 21:20:02 | トラックバック(0) | コメント(2)
指揮者
先日の「美味しく淹れよう!講習会」の後、
以前のことで これまでずっと心にひっかかっていたあること が、
ん…気にしないようにしてきたんだけど、やっぱり、
ごまかせないことが分かった。


「何がすごいんだ?
 何もしてないじゃないか、指揮者なんか。
 全然すごくない。
 その場合、バイオリンの上手な人がすごいんだ。」



  …と、軽く、…まことに軽く、言われてしまったこと。
  
   

    えっ・・・と思って、かたまってしまった。
  

  


   「オーケストラの指揮者って、すごいよね
    どんなに素晴らしいバイオリニストやオーボエ奏者や…が居たって、
    それだけでそのオーケストラが素晴らしい演奏をするとは言えないもん。」


ラジオから流れてきた演奏を聴いて、私がこう言ったのです。
それに対して、前述の言葉「何がすごいんだ?」が返ってきました。



 …そうなんだろうか。

 
 …そうなんだろうか。


  私にはどうしても、
  そう思えないのです。


  


個々の素晴らしいものは、確かに素晴らしいと思う。
すごいなあ、って、思う。それは、そう。
でも、そこじゃなくて、


素晴らしいものを、素晴らしく有らせるためには、
それなりの環境が必要じゃないかなと思うんです。


 スポーツのチームだって、そうじゃないのかな。
 スゴイ選手がひとり居たら、
 そのチームは最高なのかな。

 監督が居て、キャプテンが居て、
 みんなをまとめてマネジメントすることで、
 その選手も、チームの他の選手たちも、輝くのではないのかな。



        そんなことない。
        監督やキャプテンの、なにがすごいんだ?
        何もしてないじゃないか。
        スゴイのは、その選手だけだ。


        …とかって、みんな思うんだろうか。



…そんなことが、ずっとひっかかっている。
ずっと。ずっと。

         


そして、先日の“美味しく淹れよう!会”があった。

その日のブログ記事に書いた『サブリーダー』的な存在だった方。
彼女のすごさを、思ったから。


彼女は、
すごい指揮者だ、と、思った。


普通、知らない人同士でこんなふうに実習したりすると、
「あなたの美味しいわね」「いえあなたの方が香りがいいよ」
って、バラバラことばが飛び交うんだけど、



彼女は違った。



   「苦ーい。にが!」
   「薄いんじゃないん~?これ。ね?うすい~!(笑)」


    って、言うんです。

でも、みんなそれで和み、
それぞれの心も能力も、UPするんです。


   これって、すごいことじゃないですか?


素晴らしいものと、素晴らしいものと、素晴らしいものと、
…並べただけで、素晴らしいですか?


どこに どうやって どの割合で どんなふうに置けば、どう伝わるか。
伝わるようにするには、どうすれば観る(受ける)側に伝わるのか、
まず知らなきゃいけない。

かつ、
素晴らしいものや そうでもないものが複数あるのなら、
それらがどういう状況でどういう状態で最も輝くのかを見極めて、
まとまった時ベストになるようにコントロールしなきゃいけない。



   それって、すごいことじゃないですか?


周りのものが その素晴らしさを軽減させてしまうことは、
世の中にたくさんある。
実はあんなに素晴らしいのに!こんなに見えるなんて!…とか。



        そして。だから。逆も、ある。



   焙煎珈房NONAKAの豆っ子たちを、

   最高に輝かせる指揮者に、なりたい。

                                焙煎珈房NONAKA

  



りんのひとりごと | 21:11:41 | トラックバック(0) | コメント(0)
ユニーク過ぎるメンバーで
3月29日土曜日。
“美味しく淹れよう講習会”も、10回目になりました!

今回は、店員をオーバーして、5名参加!の講習会。
今までで一番楽しげな空気が漂っていました。


  「コーヒー、苦くて飲めない。淹れたことない。」という人。
   ギャラリーをやっていて、そこで珈琲を出してあげたいので、というご夫婦。
   いつもはコーヒーメーカーだけど、淹れてみようかな、という人。
   珈琲にすごく興味があって、他のところでも勉強している、真面目そうな人。




…学校の先生の“大変さ”が分かった気がしました(-_-;)

個性、現在知っていることの量や質、求めているレベルの差…
それぞれバラバラな人たちに、同じことを伝える大変さ。ってば




ところが今回、サブリーダーが居てくれました!

参加者さんの中の一人が、私が説明することを、みんなに伝わりやすいように、
ものの見事に通訳していく。
…なんなんだ、あの さりげないすごい能力はっ!!



「豆それぞれが持っている個性を分かると、美味しく淹れやすくなるんです。陶芸の土と同じようにね」

  「なるほどね 焼きあがったら、みんな表情が違うってことね」


「この蒸らしで成分がじんわり溶け出して、味や香りのもとが落ちやすくなるんです」
  
   「ハニカム構造ね、ハニカム構造だよ」


  おかげでみんな、ただの知識としてじゃなく、
  ストンと理解できたんじゃないかと思う。

         

遠くからわざわざ1人で申し込んでくれた、真面目そうなO君。

初めは「丁寧に」淹れることに集中していたけど、このメンバーでワイワイやっているうちに、
少し肩の力が抜けて 溶け込んでた。
すごい勉強家で、マイノートに色々書き込んでる。

O君の知ってることも、みんなに教えてあげてほしかったな。
専門的な講習会も参加したとか!
私みたいに感覚的じゃなくて、理論的なことを知ってる様子でした!
きっといつか、nonさんの焙煎も見に来てくれるだろう。

          

ご夫婦参加のお2人は、丁寧で、ラフ。
丁寧なんだけど、こりかたまってなくて、いい感じ

お湯をのせるときに、ラフさが出てしまうと失敗します。
最初の、お湯をのせる間だけは慎重に
ポイントだけしっかりおさえて、

あとは2人のお人柄そのまま、
“よいかげん”の空気感で淹れればいい。

あのご夫婦なら、きっと、澄んだ珈琲になるだろう。




いちばん静かに遠慮していたNさん。

いちばん遠慮していたけど、豆との信頼関係ができやすいタイプの方です。
なんていうか、自分が珈琲豆の「上」に立っていなくて。
ちゃんと、豆の声を聴ける人だと思う。

私の言い方がイメージ的な表現なので、
「言っている意味は分かるんだけど、どの状態がそれなの???」
って困っているように見えました。

大丈夫!Nさんには、いつかきっと、豆の方から教えてくれる日が来るはず。
この先、豆によって違う味を引き出せるようになるだろうな、と思った。


         



…しかし…本当に…5人それぞれ…バラバラなタイプで…💦
どうなるかと思ったけど…




それぞれの参加者さんを、珈琲豆に当てはめてみた。

    ブルボン、コスタリカ、マンデリン、グァテマラ、モカシダモ、





後で思い返すと、なんだかとても楽しいメンバーでした。



おもしろい味の、どこにもない、ブレンド のようでした


                                焙煎珈房NONAKA








珈琲を美味しく淹れよう!講習会 | 21:11:25 | トラックバック(0) | コメント(0)

FC2Ad