2013-07-02 Tue

「それほどのもの」。
「それだけのこと」。
「それなりのもの」。
何にでも価値がある。
それをどうやってはかるのか、っていうと、難しい。
“なんでも鑑定団”というTV番組があった。
ほとんど観たことがないくらいなんだけど、最近この番組のことをふと思い出しました。
価値あるものは、それなりの価格がついていないと、
そのものの尊厳が保たれない。って思う。
例えば自分が「もの」だったとして、売れるために、安さが売りのお店に置かれたとしたら
どんな気分だろうな。
そして、自分がすごく認めているものに安い値段がついていたら、
なんだそんなもんか。ってがっかりする。
その程度のものだったのか。
それを「いいもの」と思っている自分って人間も、その程度のものなんだな。
…ってさ。
価値あるものなのに安売りをしてしまうと、そのものの価値は下がってしまう。
自分が売る立場なら、そのものにふさわしい扱いをしてあげたい。と思う。
お客様第一は結構だけれども、
自分が取り扱っている「もの」に対する尊敬も愛情も帳消しにするようなお客様主義は、
その「もの」に言わせれば、
「何の権利があって私の価値を好き勝手に下げるんですか?!」だろう。
そのものにふさわしい扱い。
敬意と愛情。