■プロフィール

珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

「風味って、これのことかぁ!」ニカラグア・エル・ボスケ
再登場、ニカラグアの、エル・ボスケ農園 ブルボン種100% です。

前回紹介した時は、店のPOPに、『飲みやすくない!』と書きました。
いろいろな風味が豊かにあるのですが、それぞれのベクトルがへっちょを向いていて、
まとまりがなくて…。???な味だったのです。
正直に『飲みやすくない』なんて書いたら、案の定、人気ありませんでした。


リベンジです。


今回はいい味にまとまっています。


ニカラグアは、中米の国。
ホンジュラスとコスタリカに挟まれた国。
ニカラグア地図


エル・ボスケ農園は、サンタ マウラという大農園の中央に位置する小規模農園です。
場所で言うと、ニカラグアの北部。ホンジュラスとの国境あたり。
サン フェルナンド市にあります。
この サン フェルナンド市の1万人の住民のうち 大半がコーヒー農家なのだそうです。
サンタマウラ農園は100年以上の歴史ある農園で、
伝統的な品種も、また近年は他の産地から持ち込まれた品種も栽培する、
多品種栽培農園です。


 ニカラグアという国でのコーヒー栽培は、他の中米生産国と少し違うのです。
 内戦時の混乱期、90年代の産地の新植・手入れの時、様々な品種のコーヒーをバラバラ植えたので、
 それが今でも残っていて、区画をしっかり分けて特定の品種を栽培していないところがあるのです。

 そんな中、このエル・ボスケ農園は100%ブルボン種を栽培している貴重な農園です。


農園といってもとても野性的な環境。
マツオークなどの野生の森林もあって、
コーヒーは バナナカカオの木々の間に密集している、という感じ。

 この豆”エル ボスケ”を口に含んだ時、「珈琲を飲んでいる」感覚とはちがう、
 不思議で複雑な味?香り?がする気がするのは、
 そういう環境だと知ってしまったからでしょうか…、
 ”ボスケ”とは、””という意味なのです、
    そうだ、そうです、これは、『森の味』なのです。



                  



本当は、珈琲って、どの豆もこのような香り・味を持っています。
ただ、その中のどんな特徴が強いかによって個性が出ます。
(悲しいことに、焙煎のしかたでその特徴を殺してしまっているものもあるかもしれません。)
この不思議で複雑な、ことばにするのが難しい感じ が、
いわゆる 『風味』 と呼ばれるもの
です。


    コーヒーを選ぶ時、よく言われるのが、
    「香ばしい香り・味のものを下さい」
    ということ。
    でも、どこのお店でもたいてい、コーヒーには説明書きがついているのですが、
    ”香ばしい”とはかけ離れた言葉が、ズラズラ並んでいる。

    「フルーティな」
    「ナッツのような」
    「チョコレートのような」
    ・・・そんなことが書かれているかもしれません、
    でもそしてきっと、
    それに魅かれて買って飲んでみて、
    ???チョコレートの味しないし・・・なんて思っているのではないでしょうか。



”香ばしさ”は、焙煎によって生まれる風味なので、
どのコーヒーも香ばしさは持っているはず、(…古くなければ)。
なので、
最近、珈琲店の商品の説明書きに書かれているのは、
それぞれの豆自体が持っている特徴なんですね。

  「 そんなこと言われても、
   コーヒー = 苦味と香ばしい香り なんだもの、
   フルーツとか言われても結びつかないもの。。。 」

そりゃそうです。
あれらは、コーヒー業界の人たちがコーヒーの評価をするのに使っている言葉であって、
一般の人々が馴染める表現ではないのですから。
分からなくっていいんです。


以前、”風味の難しさ”という記事を書きました、
その中で 『フレーバーホイール』 というものを紹介しました。
あれです。あの、訳分からない円盤に、この「フルーティな」・・・類いの言葉が
ズラズラと並んでいるのです。
『フレーバーホイール』とは、つまり、『”風味”をことばで表現する時の語彙表』なのです。


                


『風味』。
・・・って、いったい何なんでしょう。
非常に簡単に言うと、

    風味とは、味と香りをひっくるめたもの。です。




風味とは
                            <日本うま味調味料協会さんのページより>

フルーツの爽やかな香り。
ナッツの香ばしい香り。
チョコレートのコク甘い香り。
これらの香りを感じながら飲む、その時の感じが『風味』なのですね。

多くの人が、コーヒーの『味』に、すべてを求めようとしているようです
   チョコレートの味しないし。
   フルーツの味しないし。
・・・ちがうちがう。
香りを含めた味!それがコーヒーの楽しみが広がるポイントなのです。


            



さて、この”エル・ボスケ”
このコーヒーは、有無を言わさず香りと味が一緒に飛び込んできます。
あるお客様がおっしゃっていました、
  「なんだか 鼻で飲んでる感じー」


         そうそう、それが『風味』です!


この”エル・ボスケ”を味わったら、
「これが風味ってやつかぁ、、、」
と気付く方が多いと思いますよ





                                  





テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

この珈琲、どんなコーヒー? | 20:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
東ティモール 救世主発見の国のコーヒー
なんとも初々しい味のコーヒーが入りました。
東ティモール”産のルシオズというコーヒーです。
(『ルシオ』というのは、そのコーヒー農園をまとめている代表者の名前…正確にはその代表者の弟の名前、です。)


東ティモール。日本と時差のない国です。
さてどこにあるのでしょう。

   東ティモール地図

最近、スターバックスなどでちらっと出ていたりしますが、
一般に、コーヒー豆販売店や喫茶店ではあまり目にすることのないコーヒーだと思います。
大量に栽培されるコーヒーではないのです。
フェアトレードコーヒーとして、産地援助を受けていることで知られています。


  東ティモールという国は、いわゆる貧困国です。
  そんな中、農業は大事な産業なのですが、その国際競争力はとても弱いのです。
  全所帯の4分の1がコーヒー栽培に関わっているほど コーヒーも重要な農産物なのですが、
  その商品を磨く知識・技術を持っていない という状況が続いていました。
  外貨の獲得のためには、コーヒーが代表選手だというのに。

  そこで、世界各国から復興・開発支援の手が入りました。
  栽培、収穫、精製。
  せっかく好ましい環境でいいコーヒーが植えられているのです、
  管理をしっかりする知識と技術を、日本のPWJ(ピースウィンズジャパン)などが指導しています。
  今、ぐんぐん品質が良くなってきています。


ところで、
フェアトレード=公正取引。
『適正な値段で途上国から輸入することによって、
立場の弱くなりがちな途上国との関係を公平にしよう』
というもの。
他の商品ではなく フェアトレード商品を購入することで、生産者の幸せに貢献できる、と。
認定機関があり、最近は認定マークの付いた商品を並べる大手スーパーなどもあります。


  大切なことなのだろうけれども、実際、どうしたもんかなあ…と思う。
  認定されていない中でもフェアトレード商品はたくさんあります。
  フェアトレードの認定を受けるにはお金がかかるので。
  小規模農家などは認定審査にかけるお金もないだろうし。
  組合の中にも強弱関係はあるようだし、
  生産者の中でもやはり格差はあって、
  本当に本当に困っている人たちの手にお金が渡るのか?というと、ちょっと疑問。


   「かわいそうだから」買って”あげる”、というのは何か違う。
   買ってもらえるようにするために頑張ろう!という気持ちになってもらうような循環を作る、という必要があるんじゃないかと思うので。
   商品である以上、…消費者からお金をいただく以上、
   生産者は、その価値のあるものにする責任があると思うのです。
   いいものをいいものとして世に出すために、努力はしなくちゃいけないんだと思うのです。
   
   「いいな」と思って買ったものが たまたまフェアトレード商品だった、
   という方が、生産者さんたちのモチベーションも上がるのではないのかな…。



そもそも私には、なぜ途上国に対してだけフェアトレードが叫ばれるのか分かりません。
別に途上国が相手でなくとも、公正な取引をすればいいんじゃないの?という思いが頭から離れないので、
フェアトレードについてはここでは無責任に深く話さないことにします。



               



ところで、
東ティモールといえば、コーヒーの救世主が発見されたところじゃないか!



こんなことが、あったのです。




コーヒーというのは、”コーヒーノキ”という植物の実から穫れるものです。

コーヒーノキは植物なので、品種があります。

大きく分けると、コーヒーは2つの品種に分かれます。『アラビカ種』と『カネフォラ(ロブスタ)種』。
近年レギュラーコーヒーとして飲まれるコーヒーは、主に『アラビカ種』という品種です。
ロブスタ種よりも、格段に風味が良いのです。
でも実は、その『アラビカ種』は、”さび病”という病気に弱い。
(逆に、『ロブスタ種』は さび病に強い。)

  コーヒーさび病菌 というカビが原因で、木全体の葉を枯らしてしまいます。
  空気感染するので、木から木へ、農園から農園へ、国から国へ、感染。
  1860年代は東南アジアで、1970年代は中南米で大流行し、甚大な被害をもたらした、恐ろしい病気です。


   コーヒーさび病


そのせいで、コーヒー界は、さび病に強い品種を求めてさまようようになります。
 ”ケント種”、が見つかり、病気に強い品種を開発しようとします。
・・・でも、ある さび病 には強いのだけれど、新型のさび病には勝てない。

エチオピア野生種由来の品種の中でも 多くの国が協力して
必死になってさび病に強いものを探しました。
”アガロ”、”カファ”、・・・
そしてあの有名になった”ゲイシャ”もこの時に採取されました。
・・・でも、やはり 全てのさび病 に勝てるものではなかったのです。



        そんな中で、ティモール!ティモールに注目が!


1927年に、あるコーヒーノキがさび病に有効なことが判明しました!
それは、ポルトガル領東ティモールの個人農園で見つかっていたものだったのです。
ティモール、でかした!

先に述べた『アラビカ種』と『ロブスタ種』。
アラビカ種 は さび病に弱く、ロブスタ種 は さび病に強いのでしたね。
通常、アラビカ種とロブスタ種は交配できないのですが、この見つかったコーヒーノキは、
『アラビカ種』 と 『たまたま変異した(4倍体になった)ロブスタ種』 の間に生じた交雑種(ハイブリッド)であることが判明したのです。
このコーヒーノキは、すべてのさび病に対して優れた耐病性を発揮しました。

コーヒー品種


そしてこの品種は、ハイブリッド ティモール(Timor Hybrid、ポルトガル語でHybrido de timor)と呼ばれるようになりました。
 (ただし、香味はアラビカ種よりずっと少なく、ロブスタ種よりちょっといいかな、程度なので
 ハイブリッドティモールという品種そのままではそれほど流通していません。)
大事なのは、不可能と思われていた”アラビカ種との交配”ができるロブスタ種が存在することがわかったこと。
コーヒー界での大発見、救世主、なのです。


・・・という歴史がある国なのでした。



               



今回 月替りコーヒーとして紹介する『東ティモール ルシオズ』は、
ねらっていない風味なので、好感が持てます。
どうだ美味いだろォ!という押しつけが全く感じられないので、楽。
冷めると ちょっと変わったお茶みたいな風味もあり。

世界にはいろんなコーヒーがあるんだな、ということを
ぜひ楽しんでいただきたいと思います。



                                  





テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

この珈琲、どんなコーヒー? | 19:00:00 | トラックバック(0) | コメント(4)
グァテマラ オレンジハニー と コーヒー栽培地の条件
今月の月替りコーヒーはグァテマラです。
グァテマラとひと言で言っても、この国には8地域も美味しいコーヒーを栽培する地域があるので、
それぞれ色々な味があるのですが、、、

今回ご紹介するのは、
アカテナンゴ地域の名農園 『サンタフェリーサ農園』の豆です。

ではオレンジハニーって何でしょう?
NONAKAの店の月替りをずっと追っているお客様はピンとくるかもしれません、
以前『エルサルバドル ハニー ミディアムロースト』という豆が登場したことがあるのです。


そうです、生豆の精製処理法の違いです。
水洗式 と 非水洗式 の 中間の精製方法でした。
コーヒーの実を取り除いてから乾燥させるのですが、
実を取り除いた後のヌルヌルを 乾燥前に発酵槽で洗い落とさないのでしたね。
それを、『ハニー製法』と呼ぶのでした。

そのハニー製法の中でも、ヌルヌルをどの程度残して乾燥させるか、
また、どのぐらいの期間乾燥させるか、によって
処理後のパーチメントの色が異なるのです。
これはオレンジ色なので”オレンジハニー”。というわけ。中間ですね。
他に
『ホワイトハニー』 『イエローハニー』 『レッドハニー』 『ブラックハニー』 などもあるのです。


今回NONAKAで紹介する グァテマラオレンジハニーは、誠に色々な味があふれてきます。
ハニー製法はすごいですね。
味が綺麗になりすぎず、かといって自己顕示欲の塊!みたいな味もしない。
ちょうどいい柔らかさと強さで、個性がふわふわと溢れてくるのです。




グァテマラのコーヒーって、どうしてこんなに味わいが深いのでしょう。
色々な風味が重なり合って、まるで、虹。
この豊かな風味の秘密は、どうやら土地環境のようです。

グァテマラの気候は、『微気候』と呼ばれます。
微気候?(局所気候?)
火山や渓谷、森林などの影響で、狭い地域内で微妙に気候や土壌などの環境が変わること。を、
『微気候(局所気候:マイクロクライメイト)』と呼びます。
このサンタフェローサ農園も、アカテナンゴ渓谷によって微気候になっているのです。



                     



ところで。
コーヒーの生育に適する気候とは?
つい、分かった気になってしまうのですが。



皆さんよく、赤道中心にベルト状に色の付いた、『コーヒーベルト』の地図を見ることがあるでしょう。

「この一帯でコーヒーが収穫できるのね」、と皆さんおっしゃいます。
でも。あの地域一帯すべてでコーヒーが育つわけではないのですよ
コーヒーの主な栽培地は、あのベルト地帯に集まっている ということなんですよ!


     コーヒーベルト



    コーヒーの生育条件として主にあげられるのは、

      1、平均気温 約20℃
      2、年間降水量1500mm~2000mm
      3、日光がある


    です。
     しかし細かく見ていくと。

 1、気温について、
  暑いところがいいわけではなく、高すぎず、低すぎないこと。

 2、降水量について、
  降りまくればいいわけではなく、コーヒーの成長期に雨が多く、収穫期に乾燥した気候(雨季と乾季がはっきり分かれている)であること。

 3、日光について、
  日当たりが強すぎてはいけないのです。シェイドツリーで日射しを和らげなくてはいけない。

    コーヒーって、とにかく暑いところで できるんでしょ、
     というのは勘違い。
    一番いいのは、暑い地域の、高度500~2500mの高地 なのです。



高度が高いほど、日中の寒暖差が大きいですよね。
寒暖差が大きいと、コーヒーが美味しい、とよく言われますが、
なぜでしょう?農業をなさっている方ならお分かりかもしれません。



   植物は、特に夜間に活発に呼吸をします。
   呼吸には、日中 光合成によって果実に蓄積された糖分を使いますね。
   つまり、夜間の気温が低く、呼吸が不活発ならば、蓄積された糖分を無駄に使わない
   つまり、果実には養分がいっぱい残っている!
   ・・・ブドウなども、そうですよね。


そんなわけで、日中の寒暖差が大きい地域のコーヒー豆は高評価なのです。

グァテマラの気候を見ると、この寒暖差が大きいのがよく分かります。
微気候、マイクロクライメイト。
ワインの世界では、マイクロクライメイトのことを”ミクロクリマ”と言うそうですね。
ブドウとコーヒー豆の共通点。・・・なるほど、な気がします。


グァテマラの年間通しての降水量と気温を見てみましょう。
(下図の、グァテマラシティ と ウエウエテナンゴ が グァテマラです。)

    グァテマラの気温差
                                     風の旅行者さんのHPより

雨季と乾季が見事にはっきり、
最高/最低気温の差が、どの月も10℃以上ありますね!
グァテマラの豆がぎゅっと風味豊かなはずです。


                     



長くなりました。最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。
ぜひグァテマラ、飲んでみて下さいね。


コーヒーは、いわばワインです。
・・・それで中毒に、なるのね・・・。




                                  





テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

この珈琲、どんなコーヒー? | 19:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
希少なコーヒー パプアニューギニア パラダイスプレミアム
さて、5月の月替り限定コーヒーは、
前回登場の際、”透明人間”と紹介した パプアニューギニアのプローサ農園のコーヒーです。
さりげなさ、柔らかさがお口に合うようで、リクエストも多いので、今回また登場です。

  コクも酸味も苦味も本当はあるのですが、全体のバランスがいいので、
  あまり強く感じません、柔らかくまとまって 空気のような存在感に。



                




パラダイスプレミアムは、年間約800袋(約50t)しか生産されない、希少な豆なのだそうです。
 (因みに ブラジルは年間約300万t、ベトナムは年間約150万t
 その他の地域もだいたい20万tくらいは生産しています。パプアニューギニア全体では約5.5万t。)
小さな農園の、大事な豆なのですね。



産地はパプニューギニアの東部山岳州。
州都ゴロカの周辺は、コーヒー栽培が盛んな地域です。
プローサ農園 があるのは、ゴロカの南南東にあるオカパバレーの奥の奥。
  ゴロカより90㎞ほど奥の秘境農園です。
極楽鳥の、パラダイスです!

 
  極楽鳥
            ナショナルジオグラフィック日本版より



パラダイスフォレスト(楽園の森)・・・。
豊かな熱帯雨林。
インドネシアの森とあわせて、パラダイスフォレスト と呼ばれるほどなのです。
260の哺乳類、720種の鳥類など、生命の多様性にあふれる森。


   しかし現在、安価な木材を供給するため
   パラダイスフォレストの姿が消えかけているようです。
   日本は一生懸命、熱帯雨林の保全を続けています、コスモ石油さんとか。



パプアニューギニアという国は 未開の部分が多い。
先住民族が当たり前に多様に暮らしてる。
世界の1/3にあたる1000もの言語が話されています。


そんな未開の土地、秘境プローサ農園の土は、フカフカと柔らかいそうです。
人工肥料や農薬がいらない土壌なのです。
なぜでしょう?
農民たちの知恵で、あるスミレ科の植物を農園に植えるのですって。
その根っこが地中に自然作用し、土壌が活性化、肥沃に。

 先祖伝来の自然農法で育てた、完全なる無農薬栽培の コーヒー豆。

いいコーヒーができるのもなるほどですね。


この農園は、山岳有機農業協同組合(Highlands Organic Agriculture Cooperative)が所有する農園です。
オーストラリアNASAA有機認証を受けています。
このNASAA有機認証というのは、とてもとても審査が厳しいそうです! 




                



   有機のコーヒーは、とげのない優しい味になりますね。
   フカフカの土のベッドで育つ為でしょうか。
   香りも味も、なんともナチュラルなのです。
   変に主張してこないのが、有機のコーヒーの特徴のように思います。


コーヒーに 刺激 を求めるのもいいですが、


コーヒーに 優しさ を求めるのも、
いいんじゃないでしょうか。




     美しいもの みつけました、

    パプアニューギニアの切手
          パプアニューギニア、極楽鳥のデザインの切手。


    
                                  





テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

ストレートコーヒー | 20:00:00 | トラックバック(0) | コメント(6)
キリマンジャロなんだけど タンザニア・エーデルワイス
「キリマンジャロって、置いてないんですか?」
という質問を、よく受けます。
「ありますよ。タンザニア・キボーも、タンザニア・エーデルワイスもキリマンジャロです。」
そう答えると、皆さん???な顔。 混乱されるようです。


どういうことでしょう?


タンザニアで栽培収穫された”水洗式”かつ”アラビカ種”のコーヒー豆のことをすべて
日本では 『キリマンジャロ』と呼んでいいことになっているのです。
キリマンジャロ山で穫れていなくても、キリマンジャロなのです。



 さて、
 キリマンジャロと呼んでもいいのですが、
 せっかく、プランテーションでなく小規模農家が栽培収穫したものなのだから
 出自が明確なものは粒も味も揃って整っているのだから、ちゃんと区別してあげましょうということで
 ”タンザニア・エーデルワイス”。
 素敵な名前『エーデルワイス』は、農園の名前です。
 タンザニア国の、エーデルワイス農園で栽培収穫されたコーヒー、ということです。




タンザニアという国は、30の州で構成されています。
このエーデルワイス農園は、その中の北部にある アルーシャ州 にあります。
アルーシャ州の中の、オルデアニ山の傍の カラトゥ にある農園。



               



タンザニアとひとことで言っても。

土壌を調べてみました。


 土壌を地域別に見ると、面白いほど肥沃度が異なります。
 国の中央部なんて、全くダメみたいです。
 ドドマ州、スィンギダ州あたりは砂質かローム質で、肥沃度は非常に低いとか。



タンザニアの主なコーヒー産地は、

 北部高地と、南部高地とルヴマ州(アラビカ種)、
 湖西地域(ロブスタ種)。

      ここらあたり ↓
   タンザニアのコーヒー産地
     プロマーコンサルティング作成地図より

アルーシャ州は、北はケニアに接していますね。
なるほど、豆の形も味も、力強さがケニアと似ています!


アルーシャ州オルデアニ地区は、
火山の大噴火によってできた巨大なカルデラ ”ンゴロンゴロクレーター” のそばに位置します。
…と、いうことは?
コーヒーの栽培に最適な土壌。火山灰土、なのですね。

    ンゴロンゴロクレーターとアルーシャの地理関係
    

    こんな感じらしいです ↓
    ンゴロンゴロクレーター
             ンゴロンゴロクレーター    ”トラベラー”さんのHPより



   とはいえ、コーヒーの生育条件は、土壌だけではありません。



ンゴロンゴロクレーターの外輪も、地域地域によって気候が違うのです。
カルデラはぐるりと乾燥した壁になっていて、切れ目がないのだとか。
東にあるインド洋から来る水蒸気で、降水量が決まるのです


   カルデラ外輪の 南~東斜面 は、インド洋から東風が当たるので降水量が多く、
   インド洋の恩恵を受けられない カルデラ内部 と 北~西斜面 は、乾燥地帯になっています。


アルーシャ、なるほどンゴロンゴロのにありますね。
火山灰土で降水量多い。コーヒー栽培にはもってこいです。



               



お米のことを考えてみましょう。

どこで栽培されていても、同じ品種なら”コシヒカリ””あきたこまち” … と呼ばれます。
新潟であれ、秋田であれ、愛媛であれ。
いわば、”国産コシヒカリ””国産あきたこまち”なわけですね。

でも、今では、『〇〇県の〇〇地方の(誰々さんが栽培した)〇〇というお米です』が手に入ります。
その方が品質が一定していて、安心だし、
思わぬ美味しいお米に出逢えることも!


コーヒーも、日本でも今、ひとつの農園で丁寧に品質管理されたものが手に入るようになっているのですよ。


キリマンジャロ、か・・・。
昔からよく知っている名前だし、いい豆と思い込んでいる人も多いと思うけれど、

いや確かに、ここまで名前が有名になったことはすごいことだけれど、

タンザニアのどこで栽培されたか分からない、”キリマンジャロ”よりも、
せっかくなら”タンザニア・○○”というコーヒーを飲んでみませんか。
明らかに”キリマンジャロ”よりもしっかりした風味をもつコーヒーです。



エーデルワイス農園のコーヒー。
焙煎珈房NONAKAでは何度か登場していますが、
  しっかり自分を持った 力強く滑らかな風味、

非常に評判がいいですよ



                                  







テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

ストレートコーヒー | 19:00:00 | トラックバック(0) | コメント(10)
次のページ

FC2Ad