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珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

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叶っても、叶わなくても
7月7日。七夕。
今年も6月中旬くらいから いろいろなところに笹が飾られ、
みんなが書いた短冊がひらひらと揺れていました。
私は時間があるときは、その短冊をじっくり見ます。

  七夕が 好きです。
  …七夕、好きです。
  世の中にある”行事ごと”って、私はとても苦手で、馴染むことができないのだけれど。
  七夕だけは、なぜか好きなのです。


   ねがいごと短冊3


いろいろ個性豊かな”字”が、揺らめいています。
この子は 2歳くらいかな。
この子は 小学生かな。
この人は 高校生だな。
ああ、これは 大学生。
これは、 大人が書いてるな。

文字にも年齢はだいたい表れる。
そして、ねがいごとの内容にも。

    『おとうさん』
    『アイスがたべたい』
    『アンパンマンがきますように』
    『さかあがりが10かいできるようになりたい』
    『〇〇試験に合格しますように!』
    『彼女 大・大・大募集!!』
    『家族みんなが健康に暮らせますように』
    『災害のない世の中になりますように』


   ねがいごと短冊1

   ねがいごと短冊2


・・・みんなの、ねがいごと。


小さい頃ほど、小さく素直で 人間の基本的な欲求、
または実現しようがない果てしないレベルの夢世界、が書かれてる。
大人になるにつれて 複雑で具体的、
目的ははっきりしているのになかなか手に入らない幸せについての希望が書かれてる。


子どもの夢、未来は大きいんだな。と、あらためて思う。
みんな、「このねがいごとは、叶う!叶う!」と、信じている。
大人になると 背負うものが大きくなり、
”ひょっとしたら” 叶うかもしれない、でも叶わない現実がありうると納得したうえで、
それでもいい、もし叶わないとしても それに近い未来でありますように、と「願って」いる。


叶わない夢は、人生でたくさんたくさんある。
こんなはずじゃなかった、そう思うことが、たくさん。
子どもの頃は、叶わないという割合はすごく小さくて、
叶う!割合が大きいんだ。
   夢が、希望が、
   ねがいごとがある ということは、
   この先 生きていくんだ!という自信とエネルギーがある、っていうことなんだ。
   『生きたい』という、ことなんだ。


・・・私にも、そんな頃があったんだろうな。


みんなの短冊を読みながら、そんなことを考えるのです。


            



わ~っ!と騒ぐお祭りごとと違って、
七夕は、七夕だけは、好きなんです。

もう自分が予想する長さの人生も 半ばを過ぎてしまった私には、
欲しいものなど ありません。



でも、でも、そう、
願わくば、


珈琲の生産地の人々が 正しく評価されて、
少しでも豊かで幸せな生活を送れますように。

そしてそのおかげで、
世界の人たち ひとりひとりが少しでもゆっくりと、
おいしい珈琲を味わう時間を持つ生活が 続けられる未来でありますように。




テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

りんのひとりごと | 21:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
夏の楽しみ。。。
コーヒーの寒天を、作りました。

   コーヒー寒天

コーヒーだけでもよかったのだけれど、
そうだ!と思って 牛乳寒天と2層にして仕上げてみました。
(コーヒーが薄すぎて、失敗したんですけど、、、)





暑くなってくると、食べたくなるもの。
暑くなってくると、ああ、あの季節だ!と思うものが あります。

  コーヒーゼリー。
  甘さひかえめの。
  クリームとかアイスクリームとか オシャレに飾られていない、
  シンプルなコーヒーゼリー。



                     



毎年、必ず思い出します。

今はもう亡くなった祖母は、いなかの松山でも 市街に近い方に住んでいました。
祖母の家から歩いていける距離に ちょっとした繁華街があって、
その通りに”ポエムロビー”という喫茶店がありました。

祖母はそこのコーヒーゼリーが好きでした。
小さい私も、おばあちゃんとおかあさんとお出かけすると、
時々そこで そのコーヒーゼリーを食べたのです。
ほとんど飾りもなく、少しかための、プリッとしたゼリー。
子どもの私には 甘みが足りなかったのかもしれないけど、
なんともいえない 香り と 甘み以外の魅力的な風味 とが
ずっとずっと、心に残っているようです。


なんだか、『コーヒーゼリー』は特別な食べ物で、
美味しーいのを、どこかの喫茶店で、贅沢に、食べるもの。
そんな気がしていました。
喫茶店”という空間で味わうからこそ、
あの”深く苦い大人なデザート”でありうるのです。


家では、母がよく この『コーヒー寒天』を作ってくれました。
コーヒー寒天と、牛乳寒天と、レモン寒天。
ゼリーと違って ぽこっ ほろほろっ とした食感が、おいしかった。
突然、あ、またあれを作ってみよう!と思ったのでした。



  食感って、大事。
  今は・・・どうなんだろう、多くの人が好きなのは
  「ふわふわ」「モチモチ」「とろとろ」「プルプル」 あたりでしょうか。
  グルメ番組の中で、すごく多く使用される擬態語。


私は、しっかりした食感のものが、好き
考えてみると、やわらかい擬態語で表される食感のものが 苦手です。
・・・芯のない やわらかいものが、キライ。
あの”ぷっちんプリン”というのも、プリンプリンし過ぎていて苦手だった。
何年か前から支持されている、”トロトロのとろけるような”プリンも、苦手。
ぽこっ とした、オーブンで焼いた、”焼きプリン”が好き。

  
昔の方が、しっかりした食感のものが多かったな。
きっと、現代人は顎が弱くなっているからなんだろうな。


                     



    コーヒーゼリー2
     こんなのが いいな。

    コーヒーゼリー1
     このくらいも、いいな!




でも、・・・

ああ、昔ながらのコーヒーゼリーが、食べたい。
アイスクリームや生クリームで過剰にもりもり飾られていない、
あのしっかり ”とぅるりんっ” という食感の・・・。

カフェとか コーヒーにこだわった専門店とかじゃなくて、
どこかの町の、古い古い『喫茶店』に、ふらっと入って、


ああ、

コーヒーゼリーを探す旅に、
出たい。









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りんのひとりごと | 21:07:13 | トラックバック(0) | コメント(2)
美味しいことはいいことだ
美味しいから、食べる。
美味しいから、飲む。
・・・それがいちばん幸せだし、それがいちばん体にいいと思ってる。

『美味しいから』 
それじゃいけないの?


               



メディアでは、毎日のように 健康にいいものの話題を放映してる。
  これを食べれば、体にいい。
  これを飲めば、健康で長生きできる。
チャンネルを変えても、そこでもやってる。
世の中には そんなにたくさんの 美味しいもののお店や 体にいいもの があるんですね。

人間の一生も、昔に比べて長い人が増えました。
歳をとって 体のいろいろなところに不健康な部分が出てきても、
命は続きます。
できるだけ健康で暮らしたい、それは誰もが思うことです。
そのためには、ある程度の努力は必要なのかもしれません。

でも、
健康って、肉体だけのことではない。
心も、人間の大事な一部です。
こころの健康は?
どうすれば、保てるのでしょう。
必ずしも、肉体と心がずれていないとは限らない。
なんか、忘れられてないかな。




「コーヒーは一日に3杯~4杯くらい飲むと、健康長寿にいいんだって」
「コーヒーは 食前に飲むのがいいんだって」
・・・この最近、そんな話をたくさん聞きました。
どうやら、コーヒーと健康 について、テレビ番組内で企画があったようです。

私は、そういう話を聴くと なんだか悲しくなります。

 美味しいと思わなくても、無理に3~4杯飲もうとするんだろうか。
 飲みたいと思わなくても、そのタイミングで飲もうとするんだろうか。
 ・・・飲まなきゃいけない!って。

こころの健康は・・・。
          美味しい顔とこころ





               



  美味しいと思う、そう味わえる、その感受性がはたらくこと。
  食べたい、飲みたい、と思う、その意欲。
  それが、大切なんじゃないかと思うんだ。

食べたい、飲みたいと思えないことや、
美味しいと感じられないことは、
もう、それだけで健康じゃない。
それを無理に押し付けたって、不快な思い、ストレスが溜まっていくだけ。
美味しくないし食べたくないのに、身体にいいのかな。

食も運動も、
健康のために こうしなさいよ、
こうしなきゃだめです、
健康志向の人にそう押し付けられると、すごくすごく苦しくなる。
あー、イヤ!もう言わないで!
自分だけでやってよ!
って、なっちゃう。
・・・ココロガ ツイテ イケナインダ・・・って。



               



健康のためにいいから、ではありません。
珈琲は、
珈琲は、

ただ、美味しいと思うから 飲んで下さい。

珈琲、美味しい。
珈琲、飲みたい。

そう思う人がいてほしくて、
私は毎日、コーヒー豆屋に立っています。











テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

りんのひとりごと | 19:00:00 | トラックバック(0) | コメント(6)
ちいさく静かに おおきなコーヒーを
あっという間にGWが来た。
この前まで、寒い寒い、辛いねー なんて言っていたのに、
気がつけば もう今年も1年間の3分の1が終わってしまった、
過ぎてしまった時間、・・・もう 二度と帰ってこない時間。

ふと、考えた。

でも・・・
この広い地球の長い歴史の中で捉えてみると、
自分のこの80年やそこらの生きている時間なんて、
なんてちっぽけなんだろう。
いつもいつも、まあ自分の人生としては出来事があって、
辛いこともあって、幸せ!なこともあって、
そして 小さなことにこだわったり悩んだり、すっごくすっごく重く考えてしまうけど、

なんだか、
いいことにしろ 悪いことにしろ、
私がこんなことに捉われていること というのは、大きなスパンで見ると、
まるでまるで無意味な、「だからどうだって言うの?」くらいのことなんだよな、

・・・などと、昨日ふと思ったのでした。


そう考えると、歴史に残っている人というのはすごいんだよな。
その人の性格がどうあれ、
その人が人生の中で”行ったこと”が、周りや未来に影響を与えるわけで、



                       



いやー・・・こわいこわい。
私のような人間からすると、
自分が影響するなんて考えられない。
いやいやいや・・・静かにちっぽけに、邪魔にならないように人生を終えたいです・・・!

自分の人生がちっぽけでとるに足らないものなのなら、
結局どんな人生だったとしても、
周りに迷惑かけなければ 自己満足でしかないってことか?
ああ…そんなものかあ・・・


                       



なんてことを考えたのは・・・。
来月の月替りコーヒーについて 色々調べたり悩んだりしているせいなんですけれども・・・、、、




コーヒーという植物の実から種をとり出し、
それを 煎じて飲んでみる、

・・・ということを初めてやってみた人って、すごいなあ!
きっと美味しくはなかったんだろうけど、
それを知った周りの人に広まって、

いつのまにかこんなに味わい深いものとして定着するなんて、

     エチオピア起源説


     アラビア起源説




                       



・・・ああ、
自己満足の人生で十分構わないけれど、

過去に悪い影響を与える要因になるようなことは、
どんなに小さいことでも しないようにしなければ、

と思っている今日この頃です。



来月のコーヒーを、お楽しみに







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りんのひとりごと | 21:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
ハヤク ゲンキニ ナラナクチャ
昨年、末の末、本当に最後に、体調を崩しました。
今年もなんとかごまかしごまかし頑張ったのですが、
1月末のある日、完全に身体も頭も壊れてしまった。


あぁ…情けない…


どうしようもなくて、でもお店は放っておけないから、
今は勤務時間を少し短くしてもらっています。
夜中と午前中は泣いてばかりいるので、午後からになってだいぶ助かっているのですが、
どんなに笑顔でお店に出ても、やっぱり顔に出るんですね。
りんちゃん、 どうしたの、 大丈夫、
ご常連の皆さんが心配して声をかけて下さいます。



ごめんなさい・・・




体調や精神状態は、コーヒーを淹れるのにすごく影響するので、
店で試飲するお客様方に こんな状態で淹れて申し訳ない、と思っています。
何とかして元気にならなければ!






                    





そんな時、やはりご常連のお客様が声をかけて下さいました。


「生け花って、興味ありますか?」


いつも月替りコーヒーを静かに試飲して、2種類のコーヒーを買って行かれる、
礼儀正しく おとなしいお客様です。
思いがけない瞬間でした。

もうずっと30年近く、先生のお宅に通って生け花を習っている とのこと。
…なんて素敵なんでしょう。
”カルチャー”ではなく、”お稽古”ですね。

生け花の展示会があるので、よかったら、と
案内状を下さったのです。




ひとりで行ってきました。

              いけばな展1

  入り口を入るなり、どーんと展示されていました。
  そのお客様の作品です。嵯峨御流。
  ・・・わあ・・・





池坊、小原流、・・・色々な流派の方の作品が展示されていました。
それは素晴らしい空間でした。
・・・ありがとう、Nさん。


ハヤク ゲンキニ ナラナクチャ。




              


生け花。
生け花って、花自体の形を活かしているから好き、なのかも。
形だけでなく、・・・


『素材を活かしている』ものが好きです。 
作りこまれたものではなく、それ自体の魅力が感じられるもの。

ごはんも、丼とかじゃなく、ごはんだけがいい。
パンも、何もつけないで食べます。
野菜も、何もつけずに食べます。
お豆腐も、何もかけずに食べます。

それで美味しくないなら、それは、そういうもの。

私が自分の店のコーヒーに惚れ込んでいるのは、
他の店のが美味しくないと感じるのは、
うちの店が 
   狙って『好まれる味』を作り出す焙煎をするのでなく、
   豆それぞれの持つ個性を活かす焙煎をしているから、
なのだろうと思います。


お花と、同じなのです。きっと。




                       



池坊が、特に好き。                       

       いけばな展2
        これがすごく好きだった。










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りんのひとりごと | 19:30:00 | トラックバック(0) | コメント(6)
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