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珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

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『猫のおしっこ」・・・?
先日、新聞で面白い(?)記事を見つけました。
ワインの、ソムリエが語っていたことです。

こんなお話しでした。


                   


『猫のおしっこ』

乾燥しかけた青草にちょっと焦げっぽさを合わせたような少しくせのある香りで、ソービニヨン・ブランというワインに感じます。
ワインの香りには、私たちにはなじみの薄い表現が数多くあります。なめし革、干し草、ぬれた犬の毛…。



ソムリエは、お客様においしく飲んでもらうのが仕事です。「猫のおしっこのような香りが印象的です」と言われて、そのワインを飲みたいと思う人は少ないでしょう。なので「柑橘類の皮とハーブを合わせたような爽快さに、カラメルっぽい芳ばしさが加わった香り」のように表現します。

・・・

香りは比喩でしか説明できないのです。ワインに「レモンのような香り」を感じても、レモンの成分が由来なのではありません。あくまで「レモンを思わせる香り」。想像力が問われます。

酒に携わるプロには、香りにある程度の共通表現があります。多くの場合、果実や花、スパイス、菓子などにたとえます。
・・・
そして、「いちごを思わせる華やかな香り」などと表現します。こうして整理すると、香りの記憶の引き出しを使えるようになります。「あの香りだ」とひらめくこともあるでしょう。でも万能ではありません。
ソムリエを目指す人の答案を添削していると、参考モデルのコメントに収まらない香りを持つワインの場合、解答の表現が乏しくなるように思います。自力で見出すのは難しいのです。

そこで役立つのは、他の人のコメントです。うまく言葉にならない香りも、ぱっと閃いてイメージを共有しやすくなるからです。
それに、これだけ日本のワインがおいしくなったのだから、私たち独自の表現があってもいいかもしれません。


                

・・・ううん。うんうん。


コーヒーに携わっている私は、『味や香りを言葉で表現するのは すごく難しいなあ』と ずっと思っていました。
コーヒーにも、”珈琲ソムリエ”がいます。
そう。ワインって、コーヒーと似たところがありますよね。
ワインにかかわらず、『利き酒』などがある日本酒もそうです。

多くの人に通じる表現って、どういう表現だろう。
先入観を与えず、かつ飲んだ時に納得できる ような。

コーヒーもワインのように、ある程度決まった香りの表現方法があります。
ナッツ、チョコレート、ベリー系、柑橘系、花。そんなものに例えた言葉たちです。皆さんもよく目にすることがあるでしょう。

・・・でも。

そう表現されたら、ほとんどの人は、たいてい「そういう味」と思ってしまうんですね、
そうしてそういう味を期待して口に含んで、「ええ?いちごの味なんて、しないじゃないか」とおっしゃる。
その人の頭の中は、『いちご』に占領されているのでしょう。

食べ物や飲み物をいただく時、人は「味」や「香り」だけを求めているのではないのではない のではないでしょうか。
求めているのは、「幸せ感(食べて、飲んでよかったな)」だろうと思うのです。
味や香りだけではない。
コーヒー界の表現・表示を見ながら、“ううん・・・何か違う気がするな・・・”と。どう表現したらいいかな・・・と。

色々 考えて 考えて、私はあの豆紹介POPを、作成しています





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りんのひとりごと | 23:48:23 | トラックバック(0) | コメント(3)
コーヒーの日ミニイベントが終わって
      
        大好きなカップ

    カップ

 
  10月のコーヒーの日のお祭り
  今年もたくさんの方がおいで下さった


ああ・・・



昨年の冬 12月までやっていた、店内の試飲。
ちょびちょび ではなくて、一つのものをカップ一杯分、飲んでいただいていました。

その頃は活躍していた、色々なカップたち。
・・・その中で、私はこのカップが大好きでした。



せつないな・・・



皆さんの、新しいコーヒーの味に『ぱあっ』となる、
あの表情が、
見たい。



                           





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りんのひとりごと | 19:30:00 | トラックバック(0) | コメント(6)
コーヒーの日のお祝い、そして
  コスモス、ぽつりと

今、 10月1日コーヒーの日を祝って
静かに小さな『感謝企画』をやっている


10月のこの時期 
毎年 色々なことを思う
お客様みなさんが 選ぶ様子を見ていて



    売ること と
    買ってもらうこと は 違う



もともと ”純喫茶”が好きなのだけれど
”純喫茶風”な最近のお店は好きじゃない


コスモスは好き
コスモス祭り の コスモス畑 は 好きじゃない




    売ること と
    買ってもらうこと は 違う



見失わないように していたい




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りんのひとりごと | 20:35:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
コーヒー、あるエッセイ
珈琲が好きだ。
色、音、待っている時間、湯気・・・
『コーヒー』というコトバの音の響き。
『コーヒー』と聞くだけで、『珈琲』と文字で見るだけで、
珈琲がある空間の落ち着き、ゆったり時間 を想像する。



実は私、あまりコーヒーを飲みません。
ちょっと、で、いいんです。
でも、その”ちょっと”が、大事なんです。

・・・そして、
ある雑誌で、ステキなエッセイを見つけました。
その内容は、だいたい こんな、感じです。

                         

 『コーヒーは家では飲まない。』

 先日、鎌倉から東京に戻ろうとして駅の時刻表を見たら、湘南新宿ラインが到着するまでに25分くらい時間があった。 
コーヒーが一杯飲める。
 そうひらめいて、2本前の横須賀線に飛び乗り、隣の北鎌倉駅で降りた。・・・
改札口から30歩ほどの距離に小さな喫茶店があるのを思い出したのだ。・・・
唇に火傷をしないようにささっと飲み干し、店を出てまた30歩。すぐ「まもなく一番線に・・・まいります」というアナウンスが聞こえてきた。
もし北鎌倉の住人だったら、いつもこの喫茶店に寄ってコーヒーを飲むために、15分速く家を出るだろう。
長い文章の中の「、」や「。」みたいな存在の、申し分のない喫茶店だと思う。


ぼくは仲間うちではコーヒー好きな男で通っている。だけど時々、果たして自分は
本当にコーヒー好きなのだろうかという疑問がもくもくわいてくることがある。
そもそも、家ではコーヒーをまったく飲まない。事務所で淹れてもらったコーヒーも実は飲まないことが多い。
室内が良い匂いで満たされてきたとしても、出勤前に近所のコーヒースタンドに寄ってテイクアウトした紙コップ入りのアメリカーノを手放さないのだ。

カリフォルニア州の北のほうにある町に、よく泊まるモーテルがあって、
アメリカの安宿にしてはめずらしく部屋でコーヒーが飲めるようになっているのだが、一度もそれを試したことがない。
・・・モーテルの向かいにあるカフェまでコーヒーを飲みにいく。
並んでいる人がちらほらいて、
・・・どうやら先頭に立っていたのは、近所に住むなじみの客なのか、朝の挨拶から始まって世間話が続く。
後ろに行列している人たちが先を急いで咎めるような素振りを見せることもなく、
自分の番が来たら同じようにまた世間話を始める。
やがて客同士も何かをきっかけに話しだす。
こういう光景を眺めていると、コーヒーを提供するこのカフェが町の中で生き生きと機能していることがわかるし、
おいしいコーヒー以上の何かを自分がいま味わえているような気がしてくる。
それが楽しいからモーテルの部屋にあるコーヒーに手をつけず、通りの向かいまで
歩いて飲みにきたのだと納得もできるのだ。
 
 旅先のどの町でもそんな場所を探してしまう。
町のみんなから求められている役割をきちんと果たしているコーヒー店が見つかれば、それだけでよその土地が親密に感じられる。
味は二の次。
そう言ってしまうと大きな誤解を招くかもしれないけれど、町いちばんのコーヒーショップが、
一番おいしいコーヒーを出す店を意味する と、僕は必ずしも思わない。
とても居心地の悪い場所で飲む究極の一杯にありがたみは感じないし、逆に、
長いドライブの途中で寄ったガソリンスタンドのコーヒーが、
代金を払うと紙コップをくれてセルフサービスでポットから注ぐような作りおきだったとしても、
自分を労わってくれるとても有意義な飲み物になることもある。

もしコーヒー好きという言葉が、珈琲の酸味や苦味の繊細さが分かる人物を指すのなら、
やっぱりそれを名乗る資格はなさそうだ。
好きな店で飲むコーヒーを、何とはなしにおいしいと思うときが、
僕はいちばん幸せである。

                            (2011年、岡本 仁さんのエッセイ。一部省略)

                         


この時期になると、新商品として コーヒー味のものがいろいろ出はじめます。
コーヒーぜんざい、コーヒークリームのパン、〇〇アイス(クリーム)のコーヒー風味…

厳寒の冬よりも 酷暑の夏よりも、秋の今頃の方が
ずっと”コーヒーの素敵な存在感”を感じるのはなぜだろう。




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りんのひとりごと | 20:07:30 | トラックバック(0) | コメント(5)
ゲイシャって、つまり???
”ゲイシャ”だから、すごいんだよ 高いんだよ 美味しいんだよ!
…みたいなこと 言われて、何となくその暗示にかけられている人も多いようなのですが、

では、ゲイシャって何?と問われると、困る方も多いのではないでしょうか。

コーヒーの品種
                     コーヒーの品種

とりあえず初めに、上図をよくご覧になってみて下さい。
ゲイシャ”という文字がどこにあるか、お分かりですか?

コーヒーというのは、植物です。
コーヒーノキ』に生る、果実の種です。

コーヒーを植物学的に見た時に、
他の樹々や草花と同じように、『品種』があるんですね。
ゲイシャ”というのは、コーヒーの品種のひとつなのです、
ゲイシャ種”ということです。



コーヒーというものを 植物学的に見てみましょう。

  アラビカ種ロブスタ種) の中の、
  在来種つまり原種高生産種)。


  在来種には ティピカ種・ブルボン種 などいくつかありますが、
  ”ゲイシャ種”もそのひとつ
  エチオピア原産の野生種です。
  エチオピアのカファ地域、ゲシャ地区の木が起源です。
  育てにくく、病気に弱く、収穫も難しいので、
  とても希少な豆 なのです。

1931年頃に エチオピア ゲシャ地区で発見され、
ケニア・タンザニア・マラウィ などに持ち込まれ、
コスタリカへ、
パナマへ。


    形は少し細長く、独特の香りがあり、高品質なのが特徴です。
    現在、パナマやマラウィで栽培が盛んに行われていますが、先述したように
    栽培は大変、なのに収穫量が少なく 儲けに繋がらないので
    世界中のコーヒー栽培地で なかなか手を付けません。

しかし、
パナマ産のゲイシャ種が 近年のオークションでブルーマウンテンを越える高値で
取引されたことから、他の中南米諸国でも栽培が始められているようです。



                         


と、いうわけで、
ゲイシャ って、
とっても貴重な存在の豆なんですね。

風味が強く、高品質。
価値は高いわけです。


…ただ、あの・・・。
相変わらずあまのじゃくですが。
だからと言って、「おすすめです!」とは言いません。

品質を追求する人もいるし、
「私はスタンダードな親しみやすいものが好き」という人もいるでしょう。
”ゲイシャ種”が価値を持つかどうかは、飲む人が決めればいい、と思っています。

でも、
コーヒーは植物なんだ、
こんな原型の木を守り続け、大事に育てるコーヒー農家がいるんだ、

そのことを、皆さんに知っておいていただきたいな、
と、思うのです




                           




テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

珈琲の周りの「?」や出来事 | 21:14:37 | トラックバック(0) | コメント(0)
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