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珈琲案内人りん

Author:珈琲案内人りん
珈琲豆屋の”案内人”やってます。
珈琲の味に限らず、珈琲の世界すべてが面白いので、
自分の中で、コーヒーにつながったことなど をつぶやいています。

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キラキラネーム
毎月ひとつだけ 月替りの限定コーヒーをご紹介しています。
4年間続けてみて、・・・

「やっぱり 華やかな名前のコーヒーの方が、売れるのぅ」
・・・と焙煎士が笑いました。



エーデルワイス』 『クレオパトラ』 『オレンジハニー』 『エメラルド』 『ダイヤモンド』。 

いや、華やかな名前だと 売れる、というわけではないんです。
どんな名前でも 月替りコーヒーは皆さん楽しみにして下さっていて、飲んで下さるのです。

でも、なんというか、飛びつきようが違う、というか。

華やかな名前だと、”わあっ!”って表情をなさいます。
”わあっ、美味しそう!”って。



翻って、

チノンゴ』 『エル・ボスケ』 『オメテペ』 『マサイ』。

こういう、???な名前のコーヒーを月替りコーヒーにすると、
”んんっ?”と片方の眉を上げるような表情をなさるのです。
”んんっ?・・・一体どんな味なのよ?”って。

どちらにしても とても興味を持って下さるので、嬉しいんですけどね。


          


以前「明日死んでしまうのなら、今日は何を食べる?」と訊いたら
「1日じゃ足りない、3日くらいないと困る!」と答えたお客様のことをこのブログで書きましたが、


この前はそのお客様と この 『コーヒーの名前について』 話しました。
「キラキラネームの方が、コーヒー売れるみたいなんですよ」
と言ったら、
こう答えられました。

「現地の人に、教えてあげなきゃいけないですね。
コーヒーは、華やかな名前つける方がよく売れるんですよ~、って。」



   キラキラネー・・・

         キラキラネーム?
                               マイナビニュース より




                              


コーヒーの生産地は、なぜか貧困国に多い。


コーヒーの小規模農家さんは こんなこと、思いもしないんだろうな、
”キラキラネーム”のコーヒーの方が売れるかもしれないぞ!
何ていう名前にして出荷しようか?!・・・なんて。


”んんっ?”name の方が、売っていて楽しいんですけど。





テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

珈琲の周りの「?」や出来事 | 20:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
冷やしラーメンより あったかいラーメン
夏になると、いつも考え込んでしまいます。
あたたかいものよりも 冷たいものが欲しいと思うこの季節、
おでんやさんやお鍋料理のお店、悩むだろうなあと思います。
ラーメン店なら、冷麺や、いまどきなら「冷やしラーメン」などで乗り越えるのでしょうか。


コーヒーというのも、ホットドリンクなので 寒い季節の方が味わってもらいやすいのです。
ホットで召し上がる方は、ほとんどの方がコーヒーをコーヒーのまま味わって下さいますが、
アイスコーヒーというのは味よりも”冷たさ”や”のど越し”を求められがちです。



そして。
スターバックスに代表されるように、
アイスクリームや生クリーム、フレーバーシロップ、などで”アレンジコーヒー”に使われてしまうんですね。


             



近年、すごい勢いでカフェが増えています。
愛媛の、ある情報誌も最新号がカフェの特集でした。
OPENまたはリニューアルオープンのお店の特集です。


この、世の中の流れを、とても複雑な気持ちで見ています。
昔の喫茶店とは異なる業態。
 いつ行っても同じものがあって安心、なのではなく、
 いつ行っても変化していて飽きない、といった感じ。
きっと時代がそれを求めているのでしょう。
常に新しいもの、新しいもの。




  人間って、勝手です。
  飽きてしまう。
  飽きてしまう。
  あんなに好きで夢中になった時もあったのに。
  飽きてしまう。


情報が瞬く間に流れ込んでくるようになった現代、
少し前の情報にはもう、新鮮さはないのでしょう。

『あ、それ知ってる、だからもういい。次の新しいことが知りたい。』

・・・か・・・。


 カフェを経営している方々は大変だと思います。
 常に新しいものを考えていなければいけないし、
 素敵に見せるように アレンジのセンスが必要だから。



でも、どうなんだろう。
実はみんな、土台の好みは変わらないんですよね。
帰る家があるから、旅を楽しめるんだと思うのです。



 行ってきます、 でいろいろ楽しんで、
 ただいま、 と帰って来てもらえる、
 家のような珈琲店でありたい、と


基本的に変わらない好みや性質を、
しっかり受け止める、
そんな珈琲店でありたいな、



動揺せずに どっしりと構えていたい。



雑誌の表紙の 新しいカフェ続々OPEN!を眺めながら、
そんなことをしみじみ思うのでした。




テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

りんのひとりごと | 19:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
グァテマラ オレンジハニー と コーヒー栽培地の条件
今月の月替りコーヒーはグァテマラです。
グァテマラとひと言で言っても、この国には8地域も美味しいコーヒーを栽培する地域があるので、
それぞれ色々な味があるのですが、、、

今回ご紹介するのは、
アカテナンゴ地域の名農園 『サンタフェリーサ農園』の豆です。

ではオレンジハニーって何でしょう?
NONAKAの店の月替りをずっと追っているお客様はピンとくるかもしれません、
以前『エルサルバドル ハニー ミディアムロースト』という豆が登場したことがあるのです。


そうです、生豆の精製処理法の違いです。
水洗式 と 非水洗式 の 中間の精製方法でした。
コーヒーの実を取り除いてから乾燥させるのですが、
実を取り除いた後のヌルヌルを 乾燥前に発酵槽で洗い落とさないのでしたね。
それを、『ハニー製法』と呼ぶのでした。

そのハニー製法の中でも、ヌルヌルをどの程度残して乾燥させるか、
また、どのぐらいの期間乾燥させるか、によって
処理後のパーチメントの色が異なるのです。
これはオレンジ色なので”オレンジハニー”。というわけ。中間ですね。
他に
『ホワイトハニー』 『イエローハニー』 『レッドハニー』 『ブラックハニー』 などもあるのです。


今回NONAKAで紹介する グァテマラオレンジハニーは、誠に色々な味があふれてきます。
ハニー製法はすごいですね。
味が綺麗になりすぎず、かといって自己顕示欲の塊!みたいな味もしない。
ちょうどいい柔らかさと強さで、個性がふわふわと溢れてくるのです。




グァテマラのコーヒーって、どうしてこんなに味わいが深いのでしょう。
色々な風味が重なり合って、まるで、虹。
この豊かな風味の秘密は、どうやら土地環境のようです。

グァテマラの気候は、『微気候』と呼ばれます。
微気候?(局所気候?)
火山や渓谷、森林などの影響で、狭い地域内で微妙に気候や土壌などの環境が変わること。を、
『微気候(局所気候:マイクロクライメイト)』と呼びます。
このサンタフェローサ農園も、アカテナンゴ渓谷によって微気候になっているのです。



                     



ところで。
コーヒーの生育に適する気候とは?
つい、分かった気になってしまうのですが。



皆さんよく、赤道中心にベルト状に色の付いた、『コーヒーベルト』の地図を見ることがあるでしょう。

「この一帯でコーヒーが収穫できるのね」、と皆さんおっしゃいます。
でも。あの地域一帯すべてでコーヒーが育つわけではないのですよ
コーヒーの主な栽培地は、あのベルト地帯に集まっている ということなんですよ!


     コーヒーベルト



    コーヒーの生育条件として主にあげられるのは、

      1、平均気温 約20℃
      2、年間降水量1500mm~2000mm
      3、日光がある


    です。
     しかし細かく見ていくと。

 1、気温について、
  暑いところがいいわけではなく、高すぎず、低すぎないこと。

 2、降水量について、
  降りまくればいいわけではなく、コーヒーの成長期に雨が多く、収穫期に乾燥した気候(雨季と乾季がはっきり分かれている)であること。

 3、日光について、
  日当たりが強すぎてはいけないのです。シェイドツリーで日射しを和らげなくてはいけない。

    コーヒーって、とにかく暑いところで できるんでしょ、
     というのは勘違い。
    一番いいのは、暑い地域の、高度500~2500mの高地 なのです。



高度が高いほど、日中の寒暖差が大きいですよね。
寒暖差が大きいと、コーヒーが美味しい、とよく言われますが、
なぜでしょう?農業をなさっている方ならお分かりかもしれません。



   植物は、特に夜間に活発に呼吸をします。
   呼吸には、日中 光合成によって果実に蓄積された糖分を使いますね。
   つまり、夜間の気温が低く、呼吸が不活発ならば、蓄積された糖分を無駄に使わない
   つまり、果実には養分がいっぱい残っている!
   ・・・ブドウなども、そうですよね。


そんなわけで、日中の寒暖差が大きい地域のコーヒー豆は高評価なのです。

グァテマラの気候を見ると、この寒暖差が大きいのがよく分かります。
微気候、マイクロクライメイト。
ワインの世界では、マイクロクライメイトのことを”ミクロクリマ”と言うそうですね。
ブドウとコーヒー豆の共通点。・・・なるほど、な気がします。


グァテマラの年間通しての降水量と気温を見てみましょう。
(下図の、グァテマラシティ と ウエウエテナンゴ が グァテマラです。)

    グァテマラの気温差
                                     風の旅行者さんのHPより

雨季と乾季が見事にはっきり、
最高/最低気温の差が、どの月も10℃以上ありますね!
グァテマラの豆がぎゅっと風味豊かなはずです。


                     



長くなりました。最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。
ぜひグァテマラ、飲んでみて下さいね。


コーヒーは、いわばワインです。
・・・それで中毒に、なるのね・・・。




                                  





テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

この珈琲、どんなコーヒー? | 19:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
読書は必要?
ある日の朝日新聞に、こんな投稿がありました。
21歳の大学生の投稿です。

  『”大学生の読書時間が減っている” という記事に、懸念や疑問の声が上がっている。
   しかし私は、読書は役には立つかもしれないが、読まなくても生きていくうえで問題はないと思う。
   それよりアルバイトや大学の勉強の方が必要と感じられる。
   読書は楽器やスポーツと同じように趣味の範囲であり、読んでも読まなくてもいいのではないか?』

・・・こんなような趣旨です。

           本を読む


これに対し、歌人の 穂村弘 さんが答えた記事が、後日掲載されました。
こんなような答えでした。



『確かに、楽器がなくてもスポーツがなくても、そして読書がなくても生きてゆくことはできる。
 その意味では趣味の範囲と云えそうです。
 
 でも、それだから読書はしなくてもいいのではないか、と問われると、賛成することには不安と躊躇いを覚えます、
 読書という行為は、ことばと密接に関わっているからです。


 読書 は趣味の範囲であっても、ことば はそうとは言い切れません。
 ことばは コミュニケーションに必要なだけではありません。
 誰にも会わず一言も話さない日でも、私たちは心の中で無意識に言葉を使っています。
 それなくして生きることはできない、と思えるほどに。


 私たちが一つの共通の世界に生きているというのは実は錯覚で、
 本当は一人一人の内なる世界像を生きているに過ぎないんじゃないか。そして、
 言葉はそのことに深く関わっているらしい。
 人間は 言葉の介在無しに 世界そのものを直に生きることはできないんじゃないか?


   エスカレーターで足音高い女性の歩き方にイライラしていたら、或る時知人に
   「サンダルの構造上ああなっちゃう、カスタネットガールという種族なんです」と教えられ、
   その後はそういう人たちに会っても「あ、カスタネットガール」とむしろ面白く感じるようになりました。
   ひとつの言葉を知ったことによって、私の世界像が変化したのです。
 

 このように、必ずしも読書という行為だけが内なる言葉を養うわけではない。
 でも、本が言葉の、すなわち”他者の世界像”の塊であることもまた確かです。
 私が読書に特別な意味を見出したくなるのはそのためではないか、と考えました。』


                      



この穂村さんの記事を読んだ時、心がすごく充たされました。


 私たちは心の中で無意識に言葉を使っています、それなくして生きることはできない、と思えるほどに。


・・・そうなんですよね・・・。




外界からの刺激を受け取った時、簡単にことばに置き換えられるものと簡単ではないものとがあるように思います。
たとえば、よく言われるのですが、”味”を言葉で表現するのは難しい。
コーヒーもそうです。どんな味?って言葉にするのは簡単ではない。

でも、本当は皆さん感じ取っているのです。言葉に置き換えられないだけです。
明確に置き換えなくていいと思うんです。
「なんとなくこんな感じ」でいいと思います。
でも、何かの言葉に置き換えてみると楽しみは広がります。



   私は、読書をするとき 必要になるのは、想像力ではないか?と思っています。
   言葉を受け取り、その状況を心の中で想像したり映像化したりする、
   その豊かさによって、人によって読書というものの深みが異なるのでは?
   まず、受け取る力がなくてはいけないのかもしれません。
   読書は、受け取る力、想像する力 を豊かにしてくれる。
   受けとった言葉をイメージに置き換えたり、イメージしたものをことばに置き換えたり という、
   その訓練をしてくれる。
   ・・・のではないかな、と思うのです。



ああ。そして、
こころにことばが浮かばなかったら、苦しい。
イメージだけが、概念だけがふくらんで、胸を掻きむしりたくなります。
概念と言葉が結びついていない赤ちゃんの頃、
私はどうやって生きていたのだろう、
ことばという便利なものを知ってしまった今では、
・・・もうあの頃にもどることなんて、できない。







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りんのひとりごと | 20:00:00 | トラックバック(0) | コメント(4)
希少なコーヒー パプアニューギニア パラダイスプレミアム
さて、5月の月替り限定コーヒーは、
前回登場の際、”透明人間”と紹介した パプアニューギニアのプローサ農園のコーヒーです。
さりげなさ、柔らかさがお口に合うようで、リクエストも多いので、今回また登場です。

  コクも酸味も苦味も本当はあるのですが、全体のバランスがいいので、
  あまり強く感じません、柔らかくまとまって 空気のような存在感に。



                




パラダイスプレミアムは、年間約800袋(約50t)しか生産されない、希少な豆なのだそうです。
 (因みに ブラジルは年間約300万t、ベトナムは年間約150万t
 その他の地域もだいたい20万tくらいは生産しています。パプアニューギニア全体では約5.5万t。)
小さな農園の、大事な豆なのですね。



産地はパプニューギニアの東部山岳州。
州都ゴロカの周辺は、コーヒー栽培が盛んな地域です。
プローサ農園 があるのは、ゴロカの南南東にあるオカパバレーの奥の奥。
  ゴロカより90㎞ほど奥の秘境農園です。
極楽鳥の、パラダイスです!

 
  極楽鳥
            ナショナルジオグラフィック日本版より



パラダイスフォレスト(楽園の森)・・・。
豊かな熱帯雨林。
インドネシアの森とあわせて、パラダイスフォレスト と呼ばれるほどなのです。
260の哺乳類、720種の鳥類など、生命の多様性にあふれる森。


   しかし現在、安価な木材を供給するため
   パラダイスフォレストの姿が消えかけているようです。
   日本は一生懸命、熱帯雨林の保全を続けています、コスモ石油さんとか。



パプアニューギニアという国は 未開の部分が多い。
先住民族が当たり前に多様に暮らしてる。
世界の1/3にあたる1000もの言語が話されています。


そんな未開の土地、秘境プローサ農園の土は、フカフカと柔らかいそうです。
人工肥料や農薬がいらない土壌なのです。
なぜでしょう?
農民たちの知恵で、あるスミレ科の植物を農園に植えるのですって。
その根っこが地中に自然作用し、土壌が活性化、肥沃に。

 先祖伝来の自然農法で育てた、完全なる無農薬栽培の コーヒー豆。

いいコーヒーができるのもなるほどですね。


この農園は、山岳有機農業協同組合(Highlands Organic Agriculture Cooperative)が所有する農園です。
オーストラリアNASAA有機認証を受けています。
このNASAA有機認証というのは、とてもとても審査が厳しいそうです! 




                



   有機のコーヒーは、とげのない優しい味になりますね。
   フカフカの土のベッドで育つ為でしょうか。
   香りも味も、なんともナチュラルなのです。
   変に主張してこないのが、有機のコーヒーの特徴のように思います。


コーヒーに 刺激 を求めるのもいいですが、


コーヒーに 優しさ を求めるのも、
いいんじゃないでしょうか。




     美しいもの みつけました、

    パプアニューギニアの切手
          パプアニューギニア、極楽鳥のデザインの切手。


    
                                  





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ストレートコーヒー | 20:00:00 | トラックバック(0) | コメント(6)
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